迅速に診断・治療を支援【日本光電】
「ベッドサイドモニタ」シリーズ発売
日本光電(社長=荻野博一氏、東京都新宿区)は、患者のバイタルサイン(心電図や血圧などの生体情報)を測定するベッドサイドモニタCSM―1000シリーズとして「ライフスコープG7/G5」を発売した。
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ライフスコープは次世代の医療を担うモニタリングソリューションをコンセプトに開発。さまざまな臨床的価値を医療従事者に提供する。
その特徴は上位機種にも搭載しているリアルタイムの数値・波形と過去のレビューデータを同時に表示する機能を継承し、病態変化を確実に捉え、迅速な診断・治療をサポートするとともに、最適な輸液管理を支援する血行動態グラフは、在院期間の短縮や合併症の低減に貢献する。
手術室から集中治療室(ICU)への移動時には、同製品に装着している入力箱を取り外し再装着することにより、移動先のベッドサイドモニタに患者の情報を引き継ぐことができる。
連続モニタリングを実現するほか、数値だけでなく波形やトレンド情報などをシームレスに提供する。また、標準規格HL7に対応しているので、電子カルテなどの院内システムとバイタルデータと連携ができ、ビッグデータの構築にも対応する。
日本光電独自の血圧測定方式『iNIBP』を搭載しているほか、救急脳波用ディスポ電極・ヘッドバンドなどを用いた簡単な8チャネル脳波測定(オプション)が可能だ。
超音波プローブ『FirstEcho』(オプション)を同製品に直接USBで接続し、操作キーを押すだけで素早く超音波検査画像を表示できるので、救急外来などで迅速な超音波診断をサポートする。
ディスプレイは新たにダイレクトボンディングLCDを採用。どの角度から見ても反射が少なく、鮮明に数値・波形を表示する。
また、オリジナルの数字フォントにより、離れた場所からでも容易に数字を判別ができる。ディスプレイには薬剤などの影響を受けにくい特殊加工を施しているので、適切なクリーニングにより感染リスクを低減する。