中小病院の医療DXを支援【日本光電】
「クリニカルアシスタントサービス」発売

日本光電(社長=荻野博一氏、東京都新宿区)は、中小病院向けのクリニカルアシスタントサービス「PrimeBridge(プライムブリッジ)」を発売した。プライムブリッジは院内の患者情報や検査データなどの医療情報を部門横断的に一元管理・共有できるほか、院外からも参照できるクラウドサービスで、同社では国内の200床未満の中小病院を中心に、3月から月額利用制で提供する。
プライムブリッジは電子カルテから患者情報を取得し、医療機器に患者情報を出力できるため、患者情報登録作業の工数削減や人力ミスを軽減する。
心電計などの生理検査データはクラウドサーバに自動保存され、院内外から迅速に参照できるため、従来の記録紙などによる検査結果の回覧が不要となる。生理検査に加え、画像検査のデータも自動保存、同一画面で参照できるため、業務を効率化する。
サーバレスのクラウドサービスにより、従来は部門ごとに必要だったサーバの設置が不要となり、初期導入費用の抑制が可能。月額利用料には保守費用・最新バージョンへのアップグレード費用も含んでおり、同社サービス員による定期点検、クラウドを利用したシステムアップグレードを通じ、常に最新のサービスを提供する。
プライムブリッジの接続可能機器は、心電計などの生理検査機器、DICOM対応機器(超音波診断装置、内視鏡、眼底カメラなど)、医用テレメータ(同社製)など。