技術・製品

手術室の安全環境を実現するアイデア商品【日本ライトサービス】

点滴スタンド電源確保補助具「スマートコンタップ」発売

点滴スタンド電源確保補助具
「スマートコンタップ」

日本ライトサービス(社長=馬場博氏、東京都文京区、TEL=03―3815―2335)は、医工連携事業に取り組む長浦製作所(社長=長浦謙太郎氏、千葉県流山市)が開発・製造する点滴スタンド電源確保補助具「スマートコンタップ」(旧名称:コンセントタップホルダー)を発売した

スマートコンタップは電源が必要な医療機器が複数ある場合に、点滴スタンドに2個のホルダーを取り付け、その間に市販のコンセントタップを挟み込みセットすることで、医療現場に煩雑に置かれたコンセントタップやケーブルを点滴スタンドにまとめ、電源を確保する補助具。

点滴スタンドへの設置例

手術室やICUには複数の医療機器などが設置され、コンセントタップやケーブルが煩雑に置かれていることが多いため、医療従事者が業務中につまづき、電源を遮断したり、コンセントタップに体液や血液が垂れて付着する危険性があった。スマートコンタップを用いてコンセントタップを点滴スタンドに取り付けることで、それらの危険性を解消する。

スマートコンタップは直径25㍉㍍×30㍉㍍の標準的な点滴ポールに工具なしで簡単に装着・脱着が可能。形状は薬液などが流入しにくい半円形・せり出しデザインで、汎用コンセントタップの多様な形状・突起にも適合する。点滴スタンドに電源が取り付けられるので邪魔にならず、移動も簡単にでき、安全に使用できるように設計されている。

材質はPP材とウレタンゴム材で、アルコールなどの薬剤にも耐性があり、清掃が簡単にできる。材料に金属材を使用していないので、廃棄時の手間を省ける。

価格は大箱(10セット入り)が4万円(税別)、小箱(5セット入り)が2万円(同)、お試しセット(2セット入り)が1万円(同)となっている。