技術・製品

国内3製品目「R―SUD」【日本ストライカー】

『再製造ステラブル電極カテーテル』発売

「再製造ステラブル電極カテーテル」

日本ストライカー(社長=水澤聡氏、東京都文京区)は、国内3製品目の再製造単回使用医療機器(R―SUD)となる「再製造ステラブル電極カテーテル」を発売した。

再製造ステラブル電極カテーテルは、不整脈の検査などで用いるEPカテーテルで、心臓電気生理学的検査や一時的ペーシングを行うために、経皮経菅的に心臓内に留置して使用する。

同社では2020年4月に国内初のR―SUDとなる再製造ループ電極カテーテルの販売を開始。その後、22年12月に再製造心腔内超音波カテーテルVを発売している。今回、再製造ステラブル電極カテーテルが加わり、再製造品のポートフォリオを拡充させた。

R―SUDは使用済みの単回使用医療機器(1回限り使用できる医療機器=SUD)を医療機器製造販売業者がその責任のもと適切に収集し、分解→洗浄→部品交換→再組立て→滅菌などの処理を行い、リバースエンジニアリングの技術で、再び使用できるようにした医療機器。

環境保全への社会的責任に関心が高まる中、R―SUDはサステイナブルな医療機器として、医療廃棄物の削減による環境保全への貢献が期待されている。さらに、医療機器に直接関連する費用や医療廃棄物の処理費用などの医療コストの削減も期待されている。