日本製で「安心」「安定」「安全」を実現【松吉医科器械】
再生パルプ汚物処理容器8種を国内製造
松吉医科器械(社長=吉田英樹氏、東京都文京区)が医療機関や介護施設向けに提案する汚物処理ソリューションは、使用する「シングルユース再生パルプ汚物処理容器」8種すべてを日本で製造しており、安心で、安定したクオリティと供給を実現するとともに、古新聞・古雑誌不使用で上白紙限定リサイクルによる安全性も確保している。
新しい汚物処理ソリューション提案
シングルユース再生パルプ汚物処理容器は▽尿器▽便器▽ボール▽差込便器▽尿取りハット▽膿盆▽深型便器▽深型ボール――の全8種。国内でコピー用紙などの上白紙を生産する際に発生する端材などをメインに再生利用している。その特徴はリサイクルパルプの中でも特に色が白いので、尿や便の色がわかりやすくなっている。
使用後は再生パルプ容器に汚物が入った状態のまま、専用粉砕機「マセレーター」に投入することで5㍉㍍以下まで粉砕し、排水処理される。これにより、尿器や便器の洗浄消毒作業がなくなり、汚物処理容器のワンウェイ廃棄により交差感染を防止する。
また、看護師の間接業務の軽減や、看護時間の創出が図れることで、作業人件費と光熱費など業務トータルコストを削減する。
一方、環境に対する影響の面でも、国内の資源を有効活用することで、森林保護にも貢献するほか、プラスチック容器に比べ、その製造過程で、GHG(温室効果ガス)の抑制にもつながる。
なお、同社では5月の「第11回日本感染管理ネットワーク学術集会」で、再生パルプ容器とマセレーターを題材にランチョンセミナーの主催も予定している。