光超音波イメージング装置の承認取得【Luxonus】
無被ばく・非造影で高解像度に可視化
Luxonus(社長=相磯貞和氏、神奈川県川崎市、ルクソナス)は、無被ばく・非造影で微細な血管を3次元で高解像度に可視化できる光超音波イメージング装置「LME―01」について、厚生労働省から医療機器製造販売承認を取得した。
LME―01は日本初の光音響原理に基づく医療機器。測定の際は体表に近赤外パルスレーザ光を照射して、光音響効果により体内の血管から発生する超音波を、独自技術の半球型超音波センサアレイにより検出し、血流の3D画像を構築する。
自動スキャンにより、操作者に依存することなく安定した高精細な画像を取得できる。非侵襲、無被ばくだけでなく、簡便な操作性と再現性で患者と医療従事者への負担を低減し、快適な診断環境を提供する。
画像のモードは最大180㍉㍍×290㍉㍍サイズを5分以内で撮影する機能や、血流の動画を撮影する機能を有し、撮影部位や目的に応じた自由な使い分けができる。
操作方法は受診者がベッド上で臥位または座位の姿勢を取り、ベッド上の撮影トレイに撮影対象の部位を置いたらのち、レーザ照射とともに装置内部の半球形超音波センサが平面内でスキャンし、広い範囲を撮影。取得された超音波信号はリアルタイムで画像再構成され、血管像が得られる。
装置導入の際は遮へい工事を必要とせず、設置場所を選ばず設置費用も軽減できる。