女性の排尿ケアをサポート【メディコン】
「女性用排尿ケアシステム」発売
ベクトン・ディッキンソンのグループ会社であるメディコン(社長=阿知波達雄氏、大阪市中央区)は、排尿機能を維持しながら、排尿管理をサポートする女性用排尿ケアシステム「ピュアウィック」を介護施設や在宅介護向けに本格販売を開始した。
ピュアウィックは「女性用体外式カテーテル」と「排尿専用の吸引装置」で構成。体外式カテーテルの柔らかいガーゼ面を患者の尿道口に合わせて装着し、吸引装置と接続することで持続的に尿を回収する。
ベッドで排尿しなければならない患者の精神的な負担を軽減するとともに、自排尿することで患者の自立を促す。
非侵襲的な排尿ケアが可能で、1日2回の交換で済むため、オムツかぶれやオムツ交換などにかかる介護者の負担も軽減する。
持ち運び可能な排尿専用の吸引装置は、2021年1月に介護保険制度の福祉用具貸与の自動排泄処理装置としてTAISコードを取得。併せて、女性用体外式カテーテルも特定福祉用具購入の種目でTAISコードを取得しているので、貸与費用の原則1割負担(一定以上の所得のある人は2割または3割)で利用できる。