技術・製品

X線撮影時の感染対策に【あしかメディ工業】

「FPDカバー」使用例

「FPDカバー」を開発、上市

あしかメディ工業(社長=中島実佳氏、東京都文京区、TEL03―3811―0234)は、X線撮影時のフラットパネルディテクタ(FPD)のウイルス汚染防止対策カバー「FPDカバー」を開発し、発売した。

開発にあたっては、医療従事者の「医療現場では直接、患者に接触する医療機器で、なおかつ機器の故障に繋がる恐れがあり機器本体をアルコールなどで消毒できない場合の感染対策として、医療機器をポリ袋で覆っている」との話を参考にして、研究を重ね商品化した。

FPDカバーはウイルスバリア試験(ASTMF1671)に合格した透明な特殊5層フィルムを採用しているので、ウイルスなどの細かな粒子の透過を防止する。使い捨てられるので、安心で清潔に使用できる。

「FPDカバー」梱包(20枚入り)

サイズは使いやすい汎用サイズ(内寸:横500㍉㍍×縦540㍉㍍、厚み70㍉㍍)なので、小型から17インチまでのFPDサイズに対応する。特注で各種サイズの製作も可能となる。

使用方法はFPDをFPDカバーの奥まで入れ、余った部分を折り返し、テープなどで留めるだけなので簡単にセットできる。

FPDカバーの価格は、20枚入りで6000円(税別)。