患者の容態変化の発見をサポート【日本光電】
セントラルモニタ「CNS―2101」発売
日本光電(社長=荻野博一氏、東京都新宿区)は、複数の患者のバイタルサイン(心電図や血圧などの生体情報)をモニタリングする「セントラルモニタCNS―2101」を発売した。
CNS―2101はメニューウィンドウを機能・目的別にグループ化・アイコン化しているので、必要な情報へのアクセスを効率化して、患者の容態変化の発見をサポートする。
保存された各レビューデータは時刻同期されるので、タブ切り替えで参照できる。同社製臨床情報システムや診断情報システム、長時間心電図解析装置と連携できるほか、HL7(医療情報交換のための標準規格)出力により電子カルテなど病院情報システムへのバイタルデータの自動入力が可能(オプション)となる。
入床中の患者のアラート状況を「全患者アラートイベント画面」で見える化し、全体把握と患者ごとに適したアラート設定を可能にした。
本体と薄型ディスプレイの一体化により、机上のスタンド設置に加え、ウォールマウントによる壁掛け設置も可能となる。ディスプレイはダイレクトボンディングLCDを採用し、見る角度による映り込みを低減した視認性を実現した。
CNS―2101のサイズは約幅610㍉㍍×高さ381㍉㍍×奥行99㍉㍍(突起部含まず)。質量は約13㌔㌘。価格は660万円(税込)。同社では年間500台以上の国内販売を計画している。