技術・製品

介護ベッドを音声で操作【パラマウントベッド】

ベッド操作アプリに音声対応機能を追加

タブレット端末の音声操作時のアプリ画面

パラマウントベッド(社長=木村友彦氏、東京都江東区)は、指先によるボタン操作が難しい人でも、音声などの情報をもとに介護用ベッドを操作できる機能を開発した。同機能は在宅向け介護用ベッド「楽匠プラスシリーズ」のベッド操作アプリに追加され、無料で利用できる。

同機能はアップル社のオペレーションシステム(iOS、iPadOS)を搭載したタグレット端末などと連携して、予め設定した『頭あげる』などの介護用ベッドの動作を示す音声を認識すると、無線で指示を送り介護用ベッドを動かすことができる。

連続での動作時間を2秒、3秒などに設定できるので、誤操作の時も設定時間内に必ず停止できる。また、安全性に配慮して、背上げの連続動作角度を0~75度以内に制限できる。

さらに、音声以外でも身体が不自由な人の身体機能に対応した外部の入力スイッチと連携し、介護用ベッドを操作することが可能となる。

今秋には言葉を発することが困難な人が意思疎通を図る際に用いる意思伝達装置との連携も行う予定だ。