感染対策用「非接触パネル」【島津製作所】

医療機関受付システムで販売開始
島津製作所(社長=上田輝久氏、京都市中京区)は、医療機関向けの受付システム「MERSYS―Ⅳシリーズ」のオプション品として、タッチパネル部に取り付ける「非接触パネル」(25万円)を発売した。
非接触パネルは赤外線センサーにより、受付システムの画面から約5㌢㍍手前での指操作を捉えるため、患者は画面に触れずに安心して操作できる。

MERSYS―Ⅳシリーズの新規導入時だけでなく、既に医療機関で稼働中の同シリーズにも追加で簡単に取り付けられる。
MERSYS―Ⅳシリーズは国内の大学病院や中核病院などを中心に販売している再来受付システム。患者が来院時にタッチパネルで操作して受付を済ませることができる。
また、昨年には感染症に関する問診を自動で行うシステム「MERSYS―Ⅳ(感染症パッケージ)」を発売した。患者がタッチパネルで簡単に質問に回答することで、感染疑いがある場合に院内動線を分ける案内を表示する。
従来はいずれの受付システムも患者がタッチパネルに触れる必要があり、これまでは手指消毒を用いて運用されてきた。今回、発売した非接触パネルを取り付けることで、非接触での使用が可能になる。