プロセッシングを自動化【サクラファインテックジャパン】
病理標本作製の重要工程をサポート
病理検査機器・器材のトータルサプライヤーであるサクラファインテックジャパン(社長兼CEO=石塚悟氏、東京都中央区)は、病理標本作製の重要な工程をサポートする、シンプルで操作しやすい密閉式自動固定包埋装置「ヒスト・テックVP1」を発売した。
VP1は病理標本作製における重要工程の1つであるプロセッシング(脱水・脱脂・パラフィン浸透)を自動化する密閉式自動固定包埋装置。
わかりやすさと使いやすさにこだわり、シンプルで操作しやすい設計となっている。コンパクトな装置サイズ(幅552㍉㍍×奥行604㍉㍍×高さ1328㍉㍍=突起部分除く)ながら、300検体を一度に処理することができる。
また、少量の検体を処理する場合には、少量の薬液での処理も可能なためランニングコストの節約ができる。
さらに、これまでの密閉式自動固定包埋装置の開発や販売で培ってきた同社のノウハウにより、万が一に備えた検体の保護機能や利便性も合わせ持っている。
がん患者の増加や高齢化による検体数の増加、個別化医療の進展にともなう検査の多様化により、がんの確定診断の役割を担う病理診断の現場では、多くの病理組織標本を正確、迅速に作製することが求められている。