技術・製品

K2M社の事業を移管【日本ストライカー】

脊椎固定治療製品を上市

販売開始した「MESAスパイナルシステム」

日本ストライカー(社長=佐伯広幸氏、東京都文京区)は、日本メディカルネクストが総代理店としてサージカル・スパインが日本で販売していた米K2M社の事業を移管し、同製品の販売を開始した。この事業統合は日本ストライカーの親会社である米ストライカーがK2M社の買収を2018年11月に完了したことを受け行われた。

K2M社は脊椎固定治療に特化したインプラントメーカー。小児や若年の女性に多く見られる脊椎側弯症の治療のため、皮膚表面に影響しないよう平坦な形状を持つスクリューヘッドや、従来の円柱形からレート形に変えることで成長期でも脊椎の矯正力を維持するロッド(スクリューに装着される金属棒)など、独創的な脊椎治療製品を多く開発・提供してきた。

日本ストライカーでは多様な医療機器を取り扱っており、整形外科領域は主力分野の1つ。今回の事業統合を通じて、K2M社の製品が同社のこれまでの脊椎領域での経験や実績に加わることで、複雑な脊椎病変の治療や低侵襲の脊椎手術などの幅広い選択肢を医療現場に届けることができる。