セキュリティを大幅に強化【シーメンスヘルスケア】
血液ガス分析装置の新製品上市
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(社長=森秀顕氏、東京都品川区)は、Windows10の搭載によりセキュリティを大幅に強化した血液ガス分析装置「ラピッドポイント500e」を発売した。
新製品は「ラピッドポイント500」の後継機となり、使いやすさと迅速、正確な測定データを提供する、これまでの信頼性と実績はそのままに、デジタル化が急速に進む医療現場に必要不可欠の情報セキュリティ対策を強化した。
Windows10の搭載によりアンチウイルスソフト『Windows Defender』を標準装備するとともに、McAfee(マカフィー)のセキュリティソフトも搭載した。
これらにより、デバイスや患者データを暗号化し、患者のプライバシーを保護したほか、優れたファイアウォールによるハッキングの防御、誤使用や悪用を防ぐ2段階認証のログインプロセスの採用など、セキュリティを大幅に強化した。
現在、医療現場ではIT化などによる合理化・効率化が進む一方で、通信を通して患者データが外部に漏れるリスクがあるなど、さまざまな情報がサイバー攻撃の対象になっている。
これに対して、患者データを含む医療情報の保護が近々の課題となっており、病院経営の観点からも情報漏えいなどの危機管理が求められ、万全なセキュリティ対策が急務になっている。