医工連携

がん研との連携を推進【キヤノンメディカル】

次世代の革新的診断支援システム創出へ

キヤノンメディカルシステムズ(社長=瀧口登志夫氏、栃木県大田原市)と国立がん研究センター(理事長=中釜斉氏、東京都中央区)は、7月に締結した包括協定に基づき、協議を進めた結果「健康寿命の延伸をめざして、医療や健康づくりに関わる研究、人材育成、地域連携などについて相互に協力し、双方の発展と充実に寄与する連携を推進する」ための戦略的体制と研究成果の創出に向け合意した。

合意により、医療・ヘルスケア産業の次世代に向けた高精度なファンクショナルイメージングを基本とする画像診断機器のシステム開発と、これに関わる臨床アプリケーションの研究と実用化、さらにはヘルスケアITによる診断支援システムなどの研究を、国立がん研究センター先端医療開発センター(千葉県柏市)と同センター東病院(千葉県柏市)、キヤノンメディカルシステムズで進めていく。

双方の人的、知的、物的資源の交流と活用を加速させ、国産発の革新的なシステムの創出をめざす。