新延理事が新会長に昇格 ー JIRA
「平成30年度定時総会」開催
日本画像医療システム工業会(JIRA)は、6月7日㈭午後3時30分から、東京・大手町のKKRホテル東京で「平成30年度定時社員総会」を開催した。総会では任期満了にともなう役員改選を行い、小松研一会長が退任して、新延晶雄理事が新会長に昇格した。
総会は司会の木村達専務理事が「正会員数190社中、委任状提出63社を含め、出席120社」と総会成立を宣言し、議案の審議に入った。
議案の審議では平成29年度事業報告、平成29年度決算の承認後、平成30・31年度役員の選任、平成30年度事業計画(別掲参照)・収支予算の報告を行った。
このうち、役員の選任では事前の選挙(郵便方式)で選出された理事18名が発表され、これを出席会員らが了承。ここで、新理事らは別室で第1回理事会を開き、互選により、新延晶雄理事の新会長への昇進など新役員体制(別掲参照)を決定した。
あいさつした新延会長は「JIRAの現在の活動は2013年に策定した『JIRA産業ビジョン2020』を基本戦略に、毎年の活動計画を立てている。2020年まで残り2年となり、ビジョンの集大成に向け、部会・委員会活動を皆さまと一緒に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。
2018/19年度 役員体制
【会 長】
新延 晶雄(富士フイルムメディカル)
【副会長】
伊藤 邦昌(島津製作所)
佐藤 公悦(トーレック)
信太 泰雄(キヤノンメディカルシステムズ)=新任
山本 章雄(日立製作所)
【常任理事】
長谷川 亨(コニカミノルタ)=新任
森 秀顕(シーメンスヘルスケア)
【理 事】
飯田 泰子(三田屋製作所)
木村 純一(医健エンジニアリング)
後藤 禎一(富士フイルム)
小林 一博(コニカミノルタジャパン)
多田荘一郎(GEヘルスケア・ジャパン)
堤 浩幸(フィリップス・ジャパン)=新任
中西 康彦(島津メディカルシステムズ)
中山 将行(オリオン電機)=新任
福田 高志(キヤノン医療用品)
前田 幸一(マエダ)
山本 登(クライムメディカルシステムズ)=新任
【業務執行理事】
稲葉 潔(日本画像医療システム工業会)
【監 事】
菅沼 岳哉
森山 一幸(森山X線用品)
JIRA平成30年度の重点4事業
【画像医療システム産業発展への貢献】
■内閣官房、厚生労働省、経済産業省などの省庁との対話会などへの参加を踏まえ、次世代型保険医療システム構築や診療報酬制度への提言を行う。
■中小企業の支援として、自治体などの情報共有や、人材育成を支援する。
【ICT技術を活用して医療に貢献】
■IT産業、医療ベンチャー企業の支援として、人工知能分野の審査指針の情報共有や、同開発指針の運用を支援する。
■医療機関との情報共有として、放射線管理や、サイバーセキュリティ対策、臨床研究法、次世代医療基盤法、改正個人情報保護法の情報共有を図る。
【医療、医療システムの国際展開を支援】
■DITTA(国際画像診断治療機器業界会議)活動を推進して、規格・制度の国際調和を図る。
■海外進出支援として、新興国などの情報収集、発信のほか、JETRO(日本貿易振興機構)や、MEJ(メディカルエクセレンスジャパン)との連携を促進する。
【JIRA基盤活動の充実】
■広報活動の強化として、JIRAホームページの運用を強化するほか、刊行物の充実を図る。
■調査・研究活動の強化として、JIRA市場統計、導入実態調査の精度向上を図るほか、諸統計資料の調査・研究、アンケート調査などを実施する。
■事業の拡大に向け、JRCとの共同による展示事業の強化、セミナーの体系化、MRC認定制度の拡大、税制措置に関わる証明書の発行、薬機法関連の情報周知――などを実施する。
「JIRA会長表彰式」を挙行
また、当日は「平成30年度JIRA会長表彰式」を挙行し、JIRAの発展・運営に貢献した20人、3グループを表彰した。
JIRA会長表彰受賞者は次の通り。
▽佐藤比呂志(キヤノンメディカルシステムズ)▽野口雄司(日立製作所)▽平本和夫(日立製作所)▽井桁嘉一(アドバンスト・メディア)▽四方田章裕(千代田テクノル)▽小澤啓一郎(富士フイルム)▽高松洋子(東洋メディック)▽豊福昌治(シーメンスヘルスケア)▽久芳明(日立製作所)▽藤原茂美(キヤノンメディカルシステムズ)▽杉原義人(モリタ製作所)▽中島渉(富士フイルムメディカル)▽西澤眞二(キヤノンメディカルシステムズ)▽小松研一(キヤノンメディカルシステムズ)▽和迩秀信▽ダニー・リスバーグ(フィリップス・ジャパン)▽本間龍夫(オリオン電機)▽藤井清孝(コニカミノルタ)▽木村達(JIRA)▽吉添護郎(JIRA)
▽EMC4・0版対応チーム▽放射線治療計画プログラム専門委員会▽こども霞ヶ関見学デー対応WG