ウズベキスタンの医療に貢献へ【日本ウズベキスタン・シルクロード財団】
「ビジネス交流会2018」開催
日本ウズベキスタン・シルクロード財団(評議員長会長=海老沢勝二氏、東京都港区)は、1月23日㈫午後6時から、東京・下目黒のホテル雅叙園東京で、第4回全国交流会新年会「シルクロードビジネス・文化学術交流会2018」を開催した。交流会では同財団の部会活動報告が行われ、ヘルスケア部会の松本謙一部会長が昨年の活動報告と今年の活動計画を発表した。
交流会の開会のあたり、海老沢会長(代読)は「昨年は日本とウズベキスタンの外交関係樹立25周年にあたる。ウズベキスタンではミルジヨーエフ新大統領のもと、近代化5か年計画を推進。貿易、ビジネス、保健医療、教育、観光、スポーツ――などの課題に積極的に取り組んでいる。当財団では『ヘルスケア部会』、『貿易・投資・インフラ部会』、『文化・観光・教育・スポーツ部会』――3部会を中心に、活動を充実させ、日本とウズベキスタンとの国際交流を促進させていきたい」とあいさつした。
このあと、松島正之理事の『乾杯』の発声で開宴。会場には会員をはじめ、産官学から関係者らが多数集い、新年のあいさつを交しながら、日本とウズベキスタンの国際交流のさらなる発展を誓い合った。
メディカルフォーラム神戸を開催へ
歓談中には同財団3部会の部会長が昨年の活動報告を踏まえ、今年の活動計画などを発表した。
このうち、ヘルスケア部会の松本謙一部会長は今年の活動として、4月6日㈮午後2時から5時まで、神戸商工会議所神商ホール(兵庫県神戸市中央区港島中町6―1)で開催する『日本ウズベキスタンメディカルフォーラムin神戸』に言及。「フォーラムのテーマは『日本とウズベキスタン共和国とのヘルスケア分野での連携展望』とし、演者は10名程度で、概論や医療教育の国際協力に関する現状と展望、取り組み事例と今後の方向性――などについて発表が行われる」とし、フォーラムへの参加を呼びかけた。
また、松本部会長は「2年ほど前に、ウズベキスタン政府と私ほか海外医療機器技術協力会(OMETA)の皆さま方で、『日本ウズベキスタン医療情報交流センター』の設立に向けたMOU(覚書)を結んだ。この間、大統領が交代され、本格的な政治の体制も整わないとのことで、まだ実現しておりませんが、センターの設立は決定済みですので、今後、センターがウズベキスタンのヘルスケア分野にお役に立てればと思っている」と、日本とウズベキスタンの医療交流の発展に向けた活動を紹介した。