協会重点施策の目標達成へ【大阪医療機器協会】
総会で千種会長の続投決定

大阪医療機器協会(会長=千種康一氏)は5月15日㈮に大阪・北区のリーガロイヤルホテル大阪で「第78回定時社員総会」を開催した。総会では令和8年度事業計画・予算を打ち出したほか、任期満了にともなう役員の改選では千種会長が再任した。
総会は千種会長が議長となり、議案の審議が行われ、令和7年度事業・決算報告、令和8年度事業計画案・収支予算案がそれぞれ全会一致で承認、可決した。
続いて、定款・細則一部変更案が出され、会長の任期規定が変更され、2期4年となっている会長任期を引き続き再任できるように変更した。その後、役員の任期満了に伴う改選が行われ、令和8・9年度の理事22名(下記参照)が決定した。ここで、新理事による互選が行われ、千種会長の続投が決まった。そのほか、副会長、会計理事、監事の人選は後日の理事会で決定した。
議案審議の終了後には「優秀社員表彰式」が執り行われ、会員企業の優秀社員13名(下記参照)が表彰された。優秀社員を代表して小西医療器の田中和芳氏が代表謝辞を述べ、千種会長から表彰楯が贈呈された。

総会終了後は懇親会が催された。あいさつした千種会長は「本日の総会で任期満了にともなう役員改選が承認された。私自身は任期改定に基づき、引き続き会長職を務めることとなった。皆さまから頂いた任期延長の機会を、停滞した重点施策を断行して目標を達成する最後のリベンジを果たすチャンスと、次世代のリーダー育成の重責を担う期間と思っている」と会長再任に際し、今後の取り組みへの決意を示した。
また、外部環境に目を向けては「医療機器業界では中東情勢の緊迫化によるナフサ不足、供給不足やコスト増は経営を圧迫する深刻な課題となっている。加えて、長引く円高と物価高騰が公定価格制度化にあるわれわれ業界にとっては、価格転嫁が難しく試練を迎えている。当協会は行政や友好団体、スタートアップ企業とつなぐ活動をさらに加速させ、次世代の知恵とデジタル技術を持って難局を乗り越えていく。新体制となった理事、監事の皆さま、会員の皆さまと10年後、20年後の医療機器業界の礎を築いていくため、支援協力をお願いしたい」と会員へ一層の結束を呼びかけた。
このあと、来賓を代表して、とかしきなおみ衆議院議員は「4年ぶりに国政に戻ってきた。本日、朝8時から自民党で医療機器の議連があり、医療機器は輸出が力をつけてきたということを実感した。大阪の皆さまも一社ではなく複数の会社でチームを作り、海外に売り出していただきたい。大阪チームで成功事例を作っていただけるように、私もしっかり応援して、大阪の基幹産業になれるように盛り上げていきたい」と力を込めた。
次いで、大阪府健康医療部生活衛生室薬務課の井上和幸課長は「昨年5月に交付された改正薬機法が段階的に施工されている。製造関係の見直しでは責任役員の変更命令がある。近年の行政処分事案を踏まえた改正だが、医療機器を含め関連製品の品質保証や安全管理に関するガバナンスの強化が求められている。製造販売業者や製造業者は法令遵守の徹底をトップマネジメントで進めていただくようお願いしたい」と語った。
ここで、近畿経済産業局バイオ・医療機器技術振興課の石原啓晶課長が〝乾杯の音頭〟に立ち「日本成長戦略会議で日本の将来の成長を牽引する17の分野を特定している。4月には官民等ロードマップの素案が示されており、創薬の先端医療の分野でAI、ロボッティックスなどの革新的デバイスを活用した医療が注目分野として明示されている。これはSaMDを含めて医療機器を指しているもので、日本全体として医療機器が大事だということで、皆さまも認識いただきながら業務に取り組んでいただければと思う」と述べたあと、グラスを掲げ懇親会は開宴した。
会場では和やかな雰囲気のなか、参加者らが情報交換と親睦を深めあった。ひとときの歓談の後、平岡晋輔副会長の〝中締め〟で終宴となった。
大阪医療機器協会 令和8・9年度役員
●会 長
千種 康一(三田理化工業)
●副 会 長
菅原 充史(スーガン)
林 高広(小西医療器)
平田 全孝(メディコスヒラタ)
堀井 啓(大黒)
野中 崇好(野中医科器械)
●会計理事
北畠 隆(北畠医科器械)
●理 事
林 延弘(アスカメディカル)
井内 卓嗣(アズワン)
大西浩太郎(宇都宮製作)
梶原 誠(川本産業)=新任
小村 泰右(コムラ製作所)
増本 龍樹(シーホネンス)
山田 雅之(大研医器)=新任
辻本 淳一(辻本メディカル)
長田 宏之(日光医科器械)
伊藤 尚宏(ニプロ)=新任
村中 宏行(村中医療器)
湯山 裕之(湯山製作所)
米澤 達一(米澤器械工業)
●監 事
森川 卓(いわしや森川医療器)
平岡 晋輔(星光医療器製作所)
【令和8年優秀社員表彰者(敬称略・会社名五十音順)】
▽伊藤太輔(エム・ジー大阪)
▽田中和芳(小西医療器)
▽澤田諭希(サカセ化学工業)
▽池邉洋行・安慶名健・吉瀬裕司・村瀬大河(シーホネンス)
▽山崎紘平・南出昌紀(セイコーメディカル)
▽岡田宗樹・北條孝志(大黒)
▽松山吉晴・中野純一(メディテイク)