「第Ⅵ期みらプロ」開講【医機連】
医療機器業界、行政の若手人財育成へ

医療機器関連の20団体で組織する日本医療機器産業連合会(医機連)は、医療機器業界と行政の若手人財の育成プレジェクトとして、第Ⅵ期「医療機器のみらいを担う人財育成プロジェクト」(みらプロ)の活動をスタートさせた。第Ⅵ期の第1回目となるワークショップは5月8日㈮午後1時から東京・本郷のフクダ電子ホールで開催した。
みらプロは▽医療機器産業・業界の活性化と未来を託す人財の開発▽医療機器産業の未来を見据えた政策提言力の向上▽業界、行政、医療関係者との人財ネットワークの構築――を目的としている。
今回は「持続可能な医療を支える医療機器の産業としての在り方―規制・患者安全・社会保障・流通の視点から考える―」をメインテーマに、来年3月まで計6回開催する。
参加者は医療機器企業や厚生労働省、経済産業省、PMDA、医療現場の若手・中堅層で、毎回、医療機器関係のさまざまな課題に焦点をあて、各専門家を講師に招へいし講演を聞いたあと、グループごとに提示された課題の解決に向け、立場の違う参加者間で検討・分析・議論を行い、その結果を発表し、参加者間で質疑応答を行う。6回目の最終回にはメインテーマに対して、グループごとに課題抽出と提案を検討し、その成果を発表する。

第1回ワークショップの開会にあたり、みらプロ最高顧問の松本謙一副会長は「内外ともに乱世の時代ならばこそ、納得のいくまで〝考えて〟〝行動して〟〝努力して〟それでもダメなら〝ケ・セラ・セラ〟」と語り、未来を過度に心配せず今できることを前向きに取り組んでいくことの大切さを説いた。
みらプロの効用としては「毎回、すばらしい講師の話を聞いて知識を向上させ、人徳の高揚を図っていただきたい。仕事において人脈は非常に大事ですので、人脈作りにみらプロを活用いただければと思う」と述べた。
3つの心(利他・協業・ユーモア)を大切に
いつも持ち続けたい『3つの心』として①利他の心②協業の心③ユーモアの心――を挙げ「利他の心は人が笑っていると自分も幸せな気持ちになることが大切。協業の心は競争心も大事だが、今の時代は何でもかんでも自分でやると、かえって時間とお金がかかる。競合相手でも協業することを考える必要もある。ユーモアの心とは心にゆとりを持つことで、A・T・M(明るく・楽しく・前向きに)を心がけていただきたい」と呼びかけた。
このあと、ワークショップでは講師に招へいした医療機器センターの中野壮陛専務理事が「産業振興政策と規制政策―未来から学ぶ―」をテーマに講演した。聴講後、参加者らは医療機器の産業振興政策と規制政策の両面を勘案し、医療機器産業の未来を創造する議論を行い、各グループの代表者が議論結果を発表した。