QMSをテーマに「講演会」【日縫協】

「2026年賀詞交歓会」も開催
日本医療用縫合糸協会(会長=保科保志氏、日縫協)は、1月28日㈬午後5時から、東京・湯島の東京ガーデンパレスで、医薬品医療機器総合機構(PMDA)医療機器調査部の小川将仁部長を講師に「講演会」(テーマ=医療機器の製造、品質管理向上のためにQMSと共に生きる)を開いた。講習会終了後には「2026年賀詞交歓会」を開催した。
QMSは現場や会社を守る仕組み

今回の講演会では前半に小川部長がPMDAの最近の動向を説明し、後半に小川部長がQMS関連の質問を参加者に投げかけ、それに参加者が答え、最後に小川部長が総論を行う、という対話形式で進行した。
講演会最後の総論で小川部長はQMSの現場の担当者や管理職、経営者それぞれの立場や目線での事例を交えながら、QMSを遂行するうえでの基本的な考え方を解説した。
このうち、QMSの現場の担当者へは「QMSは現場を守るための仕組みと考えていただきたい。反復継続で今日も明日も明後日も同じようにモノを作っていく仕組みが大事になる」と説明した。
管理職と経営者に対しては「管理職にはQMSを判断と説明を助ける仕組みだと捉えていただきたい。経営者にはQMSが会社を守る経営基盤の1つの仕組みだと考えていただきたい。組織(会社)が厳しい競争社会に打ち勝っていくにはスピードが命だと思う。そのスピードを確保するには組織が色々な物事を認知してそれに対して判断をくだし行動していく必要がある。それを下支えする仕組みがQMSだと思う」と述べた。
物事は確実にこなして組織力向上へ

講演会終了後の「賀詞交歓会」であいさつした保科会長は、イチローこと鈴木一朗氏の名言『びっくりするような好プレーが勝ちに結びつくことはすくない。確実にこなさないといけないプレーを確実にこなせるチームは強いと思う』を引用し「私たちは会社という組織の中で仕事をしている。それは1人ひとりの個の力が集まったチームともいえ、経験ある人が経験の浅い人をサポートし、物事を継続して確実にこなしていけるよう手順書などを定期的に整備していくことでチーム全体のスキルが確実に上がっていくのではないかと思う」と強いチーム(組織)作りの基本姿勢を強調した。
これを踏まえ「会員企業の皆さまのチーム力強化の一助になるよう、本年も医薬品・医療機器等法に関連する通知など、有益な情報の周知活動を継続するとともに、QMS関連の勉強会やワークショップなど、お役に立てる活動に取り組んでいく」と日縫協の方針を明かした。
次いで、小森一央副会長の『乾杯』で賀詞交歓会は開宴した。参加者らは新年の賀詞を交わしながら、縫合糸・縫合針の品質向上や市場動向を話題に情報交換を行っていた。ひとときの歓談のあと、高瀬守副会長の『閉会の辞』をもって散会となった。