業界団体

医療機器法制定に向け前進を【日医機協】

「令和8年賀詞交歓会」を開く

「令和8年度賀詞交歓会」会場の様子

日本医療機器協会(理事長=中島孝夫氏、日医機協)は、1月16日㈮午後6時30分から、東京・内幸町の帝国ホテルで「令和8年賀詞交歓会」を開催した。賀詞交歓会には会員や来賓の行政機関の担当官、関係団体の役員ら約200名が会場を埋め、年頭のあいさつを交わし合った。

地政学リスクによる経済影響を憂慮

中島理事長

賀詞交歓会の冒頭、あいさつした中島理事長は「1月3日未明にアメリカ軍がベネゼエラの首都を爆撃しマドゥロ大統領を拘束するという衝撃的なニュースが入ってきた。これは前代未聞の事態でトランプ劇場の始まりを予感させる。2時間という短時間でベネゼエラの大統領を拘束したその軍事力を世界にアピールしたことは、ある意味で中国を牽制しているようにも思われる。アメリカは世界一埋蔵量の多いベネゼエラの原油を手に入れ、西半球を制覇しようと考えているのではないか。いずれにせよ今年は世界情勢から目が離せない状況が続くだろう」と地政学的リスクで経済が不安定になることを警戒した。

医療機関の赤字解消に向けた改定を

また、医療機関の赤字が続いていることにふれ「医療機器産業は医療機関がエンドユーザーなので、医療機関が赤字だと商売上がったりとなる。今年は診療報酬改定の年なので医療機関の赤字解消となるような改定をお願いしたい」と述べた。

医療機器法の制定に向けては「毎年(賀詞交歓会で)医療機器法の制定に関する話をしているが、制定はなかなか難しい現状だ。医療機器法制定のメリットを明確にし、今年は制定に向け一歩前進していただきたい」と力を込めた。

次いで、来賓の文京区の佐藤正子副区長、厚生労働省医薬局医療機器審査管理課の野村由美子課長、経済産業省商務情報政策局商務・サービスグループヘルスケア産業課の福田光紀課長、東京都保健医療局食品医薬品安全部の稲見成之担当部長、日本医療機器産業連合会の山本章雄会長らが、それぞれの立場で祝辞を述べた。

このあと、日医機協の根本裕司副理事長の〝乾杯〟で賀詞交歓会は開宴した。会場では参加者らが、それぞれの取り引き先との新年の賀詞を交わしながら午年にあやかり商売繁盛とさらなる飛躍を誓い合った。ひとときの歓談のあと、日医機協の前多宏信副理事長の〝中締め〟を機にお開きとなった。