今後の50年を展望し活動展開【日医工】
「2026年新春賀詞交歓会」開催
日本医療機器工業会(理事長=東竜一郎氏、日医工)は、1月8日㈭午後5時から、東京・丸の内のパレスホテル東京で「特別講演会」を開いたあと「2026年新春賀詞交歓会」を開催した。賀詞交歓会には会員企業をはじめ、来賓の国会議員や厚生労働省、経済産業省の担当官らも顔をみせ、にぎやかに新年の初顔合わせを行った。
特別講演会では、厚生労働省医政局総務課医療国際展開推進室の高山研室長が「厚生労働省の国際展開支援施策について」、野村総合研究所の小池純司上級コンサルタントが「今年度における企業伴走支援の具体例」をテーマに、それぞれに国際機関の調達枠組みを活用した医薬品・医療機器産業の海外展開へ向け、情報収集・提供や、各国際機関との関係構築、有望案件の掘り起こし、日本企業への伴走支援――などについて説明した。

引き続き、新春賀詞交歓会では、開会にあたり東理事長があいさつに立ち、昨年を振り返り「厚労省、経産省、文科省が共同で出した『ものづくり白書』によると、日本の製造業の就業者数は2023年度が1,055万人で、24年度が1,046万人となり、1年間で9万人減少している。また、最近では特定技能外国人材の受け入れに関する制度が改正され、外国人材の受け入れが少し難しくなりそうで、製造業者は何か手を打っていく必要がある。さらに昨年9月に中国から発出された輸出品に関する通達に対しても対応していかなければならない」と製造業者のビジネス環境を憂慮し、問題解決に向け関係各位に日医工事業への協力を呼びかけた。

また、日医工が24年度に創立50周年を迎えたことにふれ「25年度は記念事業として、未来志向と社会貢献をテーマに新しいロゴマークを作成したほか、50周年記念誌の発行、ジャパンヘルスに出展し日医工の国際展開をアピールした」と報告した。
さらに、日医工の今後の50年を展望しては「まずは今後10年間にわれわれは何をすべきか、検討段階に入っているが、今年は特に国際化、人材育成、安定供給をキーワードに組織内の各委員会の活動を活性化していく。さまざまなテーマがあるが、より確実にそして力強く進めていきたい。そして激動の時代だからこそ、心身ともに健康で明るく対応していくことが大切になる」と呼びかけた。
このあと、来賓を代表して、上川陽子衆議院議員、アジア人口・開発協会の武見敬三理事長、厚生労働省医政局の森真弘医薬産業振興・医療情報審議官、厚生労働省の宮本直樹医薬局長、経済産業省商務・サービスグループの井上博雄商務・サービス審議官、日本医療機器産業連合会の山本章雄会長らが、それぞれの立場で新年の賀詞を述べた。
ここで、日医工の松本謙一会長の〝乾杯〟の音頭で賀詞交歓会は開宴した。会場では参加者らが新年のあいさつを交わし合いながら今年の抱負や予定などの情報交換を行い、それぞれに医療機器産業の発展を祈念した。