「第58回定時総会」を開催【東科協SJC】
新代表常任幹事に若井田氏就任

東京科学機器協会(東科協)加盟企業の若手経営者らで組織するSJC(代表常任幹事=野村篤史氏、サイエンス・ジュニアーズ・クラブ)は、4月9日㈬午後5時から、東京・大手町の東京會舘LEVELXXIで「第58回定時総会」を開催した。総会では任期満了にともなう役員改選が行われ、野村代表常任幹事が退任し、若井田健文常任幹事が新代表常任幹事に就任した。
冒頭、あいさつした野村代表常任幹事は、SJCの魅力にふれ「ここ数年、SJCの内部は活性化している。勉強会や研修会などは参加人数が増え、会場が満席になるくらいご参加いただいている。そして参加人数の数字的なことだけでなく、会員が意欲的にSJCに関わっている印象がある。SJCに参加することで、SJCに対する愛着や思いが高まっていき、それが好循環となり参加率が上昇し、会が盛り上がっているのではないかと思う」と語った。
今回で自身が常任幹事を卒業することに言及しては「昨年度を持って任期を満了した。これが私の最後のあいさつとなる。6年前の総会時に代表常任幹事に就任し、周りの方々にサポートしていただきながらいい形で6年間を過ごすことができた。今日、新たに代表常任幹事が就任されるが、新しい風が吹き、また違った形のSJCとして発展していくことを期待している」と新代表常任幹事にエールを贈った。
次いで、SJCの第5代代表常任幹事の柴田眞利氏があいさつに立ち「東科協では会員であるオーナー企業の後継者育成が非常に重要になっている。SJCに入会して勉強や会員間交流を図り、50歳になった時には立派な経営者となり卒業するというサイクルを今後も続けていただきたい」とSJCのさらなる発展を祈念した。
このあと、議案の審議に入り、2024年度事業・収支決算・収支会計監査報告、25年度事業計画を担当常任幹事が報告、説明を行い、原案通り承認、可決した。
このうち、25年度事業計画では▽通常勉強会の開催(3回)▽特別勉強会の開催▽研修会の開催▽全国科学機器団体二世会(YES)交流会の開催▽参与・正会員交流会の開催▽ゴルフコンペの開催――などの事業を決定した。
引き続き、SJC規約により、定年(50歳)を迎え、参与となった浦明子(相馬光学)、水嶋宏之(マイルストーンゼネラル)、高橋秀雄(池田理化)、岩永智之(アサヒ理化製作所)、河西誠司(カサイ)――の5氏が紹介され、記念品を贈呈した。また、新入会員の長嶋健太(長嶋製作所)と小平康人(小平製作所)の2氏が紹介された。

目)ら新常任幹事の面々
任期満了にともなう役員改選は、選挙で新常任幹事6名を選出。新常任幹事らは別室で常任幹事会を開き、互選により、新代表常任幹事に若井田健文氏が就任し、新常任幹事会(下記参照)を発足させた。
若井田代表常任幹事は就任あいさつで「SJCは業界発展に欠かせない若手育成の場でもある。その重責を担い、身の引き締まる思いでここに立っている」と第一声。「昨今は情報や技術の発展が目覚ましく、それに対応するため情報交換や知識向上の勉強会を活発に行っていく必要がある。そこをもっとブラッシュアップして魅力あるSJCにしていきたい」と抱負を述べ、SJC事業への支援を呼びかけた。
SJC2025~2026年度『常任幹事会』
【代表常任幹事】
・若井田健文(若井田理学)
【副代表常任幹事】
・夏目知佳子(夏目製作所)
【常任幹事】
・佐藤嘉紀(佐藤真空)
・平井直樹(コクサン)
・西岡寛人(佐竹マルチミクス)
・富山晋作(富山科学工業)