「オープンセミナー2025」開催【GS1ヘルスケアジャパン協議会】

GS1バーコードの普及促進へ
GS1ヘルスケアジャパン協議会(会長=落合慈之氏、東京都港区)は、3月11日㈫午後1時から、東京・墨田区のKFCホールで「オープンセミナー2025」(広げよう活用の輪―GS1で紡ぐより良い医療―)を開催した。

オープンセミナーの冒頭、あいさつした落合会長は「当協議会は2009年に設立され、今年度で15周年になる。当初は『GS1バーコード?一体それは何ですか』と首を傾げられることも少なくなかったが、昨今は薬機法によるバーコード表示義務化の流れも受け、その活用も進みつつある。2024年には厚生労働省より、バーコードと製品情報を結びつける製品データベースの構築を進める方針が示された。これは今後、医療現場におけるバーコードの利活用を推進する上での起爆剤の1つになると思う」とさらなるGS1バーコードの普及を祈念した。
また「活動を続けてきた中で、最近はGS1バーコードを利用すれば、医療の質と安全の向上や、医療の効率性改善などの恩恵に預かれることが、医療現場でも実感できる機会が増えたと感じる。しかしながら、未だにその恩恵を受けられる状況にない医療現場の多いことも事実で、GS1標準の活用が医療のスタンダードになるにはまだ多くのピースが足りていない。引き続き、足りないピースを1つひとつ埋める努力を続けていく」と述べ協議会活動への協力を呼びかけた。
このあと、オープンセミナーでは、厚労省医薬局医薬安全対策課の野村由美子課長が『バーコード表示義務化と今後の展望について』をテーマに医療行政の最新動向を講演したほか、実際にGS1バーコードを使用している医療機関の担当者らが、医療機器や医薬品のGS1バーコードの利活用事例を紹介した。さらに、パネルディスカッションが行われ、パネリストらがGS1バーコード普及に向けた課題などについて議論した。
【GS1標準バーコードとは】
GS1標準バーコードは国際的な流通標準化推進機関であるGS1が推進する国際標準のバーコードで、全世界で製品を識別することができる。薬機法改正により、製品を特定するための符号の表示が義務化され、GS1標準バーコードが使われている。また、GS1標準バーコードに表示された商品コードは電子化された添付文書にアクセスするためのキーコードとしても利用されている。