「医機連産業ビジョン」推進へ【医機連】
「2025年賀詞交歓会」開催
日本医療機器産業連合会(会長=山本章雄氏、医機連)は、1月7日㈫午後6時から、東京・大手町のKKRホテル東京で「2025年賀詞交歓会」を開催した。会場には会員団体の役員や賛助会員、来賓の行政機関の担当官など約200人が参集し、新年の賀詞を交わし合った。
開会にあたり、あいさつした山本会長は「先が読めない世の中だが、日本で確実に起こることは『少子化』『高齢化』『人口減少』の3つである。高齢化については医療機器業界として、高齢者を健康にしていく、という非常に大事な役目を担っている。日本の高齢者人口が減少していくのは2045年位からだと言われており、その間、日本が高齢化先進国としての地位を築き、そのシステムや技術を輸出していければと思っている」と述べた。
医機連の活動にふれは「昨年の40周年を機に、医機連産業ビジョンを作り直した。ビジョンには7つの取り組みを掲げているが、その中でも『イノベーション』『安定供給』『グローバル化』『人材獲得・育成』―の4つの取り組みがキーワードになっている。医機連としては、この4つの取り組みを会員の皆さまと協議しながら加速させていきたい」と語った。
今年の予定に言及しては「4月から第3期健康・医療戦略が始まるほか、1年後の診療報酬改定に向けた議論の山場を迎える。この辺りについて医療機器業界としては色々とやることがあり、産官学で連携しながら対応していきたい」と参集者に医機連活動への協力を呼びかけた。
このあと、来賓の内閣府健康・医療戦略推進事務局の中石斉孝局長と、厚生労働省の内山博之大臣官房医薬産業振興・医療情報審議官、厚生労働省の城克文医薬局長、経済産業省の南亮商務・サービス審議官、文部科学省の松浦重和大臣官房審議官、医薬品医療機器総合機構の藤原康弘理事長、日本医療研究開発機構の三島良直理事長―の7人が、それぞれの立場で、新年の賀詞を述べた。
引き続き、高木俊明副会長の〝乾杯〟の音頭で賀詞交歓会は開宴した。会場では参加者らが新年のあいさつを交わしあった。ひとときの歓談のあと、松本謙一副会長の〝中締め〟を機にお開きとなった。