業界団体

会員の子供も参加可能な事業開催へ【東科協SJC】

「定時総会」で事業計画決定

「第57回定時総会」での審議の様子

東京科学機器協会(東科協)加盟企業の二世、三世らで組織するSJC(代表常任幹事=野村篤史氏、サイエンス・ジュニアーズ・クラブ)は、4月4日㈭午後4時30分から、東京・大手町の東京會舘LEVELXXIで「第57回定時総会」を開催した。

総会は事務局が「正会員45名中、委任状提出を含め出席42名」と総会成立を告げ、開会した。これを受け、あいさつした野村代表常任幹事は、SJCの近況にふれ「本日、1名の新入会員を迎えることができたが、一方で卒業する方が6名いるので会員数は減少となる。6名減という数字よりも、個性の強い6名がいなくなってしまうことを寂しく思う。卒業されても参与としてSJCを温かく見守っていただければと思う」と語った。

野村代表常任幹事

昨年度の事業を振り返っては「コロナウイルス感染症の五類移行にともない、多くの事業を開催することができ、宿泊をともなう研修事業や、他地域との交流事業を行うことができた。また、勉強会の参加率も高くなり、その後の懇親会も非常に盛り上がり、良い交流ができたと思っている」とSJC本来の活動が再開できたことを報告した。

今年度から始める新事業に言及しては「8月に会員のお子さまにも楽しく参加してもらえる事業を予定している。小さい時からSJCを知ってもらい、将来、職業を選ぶ時に親の会社に入り、SJCに入りたいと思ってもらえるような〝場〟を設けられたらと考えている」とし、同事業への協力を呼びかけた。

次いで、SJCの第5代代表常任幹事の柴田眞利氏があいさつしたあと、議事審議に入った。議事は2023年度事業・収支決算・監査報告、2024年度事業計画を、それぞれ担当役員が報告、説明を行い、原案通り承認、可決した。

このうち、2024年度事業計画では▽通常勉強会の開催(3回)▽特別勉強会の開催▽一泊研修会の開催▽各地域二世会との交流会の開催▽参与・正会員交流会の開催――などの事業を決定した。

議事審議の終了後はSJC規約により、定年(50歳)を迎え、参与となる三田村義崇(日本計量器工業)、関谷幸樹(関谷理化)、木下忍(貴商エンジニアリング)、吉田忠嗣(ベルトールドジャパン)、土井将司(フロン工業)、志智亮介(第一科学)――の6氏に記念品を贈呈した。また、新入会員の斉木翔太氏(東新理興)が紹介された。