書籍「分析機器・科学機器遺産」発刊ー分析工・日科協
認定した77件の分析・科学機器を解説
日本分析機器工業会(会長=栗原権右衛門氏)と日本科学機器協会(会長=矢澤英人氏)は、書籍「科学と産業を支えた分析機器・科学機器遺産―いかにして技術基盤は築かれたか―」(B5判、120頁)を発刊した。
両団体は日本国民の生活、経済、教育、文化に貢献した貴重な分析技術・分析機器や科学機器を、文化的遺産として後世に伝えることを目的に、2012年から『分析機器・科学機器遺産』認定事業を開始し、16年まで5回にわたり実施した。
書籍では5年間で認定した計77件の分析機器・科学機器遺産を詳しく解説。新たに有識者による寄稿文も加え、日本の産業と業界との関わりや、遺産を通じた業界の歴史と意義を伝えている。
なお、書籍は両団体主催の分析機器・科学機器展示会『JASIS2017』で無料配布された。書籍に関する問い合わせは日本分析機器工業会(☎03―3292―0642)か日本科学機器協会(☎03―3661―5131)へ。