総会で全役員の留任決定【日本薬科機器協会】
令和5年度事業計画・予算を打ち出す
日本薬科機器協会(会長=酒井哲嗣氏、東京都渋谷区)は、6月13日㈫午後4時から、東京・湯島の東京ガーデンパレスで「第62回定時総会」を開催した。総会では一般議案のほか、任期満了にともなう役員の改選が行われ、酒井会長ほか全役員の留任を決定した。
総会は司会が「会員総数57社中、委任状提出を含め出席47社」と総会の成立を告げ開会した。
これを受け、あいさつに立った酒井会長は「コロナ禍を経て、4年ぶりに直接皆さまにお会いすることができた。対面でのこうしたありがたさを今、しみじみと感じている。また、コロナの感染拡大中にもWeb展示会への参加など会員企業の皆さまには多大なご協力とご尽力を賜りましたこと改めてお礼申し上げる」と感謝の意を表明した。
展示会事業を充実させ一層の飛躍へ
同協会が今年で60周年を迎えたことに言及しては「60周年の今年を、さらに飛躍する年にしたいと思う。まずは薬科機器展示会の再活動に全力で取り組んでいきたい。昨年より機器展の現地開催が再開されているが、今期は7回の現地展示を予定し、先生方と鋭意交渉を進めている。今期予定している展示会はどれも条件が整い、多くの集客が期待できる。会員企業の皆さまの商売繁盛と学会の先生方との関係強化に必ずやプラスになる展示会になるものと確信している」とし、展示会への積極的な参加を呼びかけた。
また「当協会の会員が一番に望んでいることは、病院薬剤部や調剤薬局、薬系企業で研究を行っている先生方との、より親しい関係を築き、そして新しい商品を開発して、企業拡大につなげることかと思う。会員企業と先生方との橋渡しをするのが協会のミッションとなる。そのために展示会をはじめ、皆さまのお役に立つ事業を今後も強力に推し進めていきたい」と述べ、協会事業への理解と協力を要請した。
このあと、酒井会長を議長に、議案の審議に移り、第1号議案の令和4年度事業報告、第2号議案の令和4年度収支決算報告、第3号議案の令和5年度事業計画、第4号議案の令和5年度予算案は千種副会長、湯山会計理事が報告、説明を行い、加藤監査理事の監査報告を含めて原案通り承認、可決した。
第5号議案の任期満了に伴う役員改選は全役員が留任することを決定した。
日本薬科機器協会 令和5・6年度役員
■会 長
酒井 哲嗣(サカセ化学工業)
■副 会 長
千種 康一(三田理化工業)
■会計理事
湯山 裕之(湯山製作所)
■監査理事
加藤健次郎(ケンニューメディアラボラトリーズ)
■理 事
池 上尚之(エムアイケミカル)
園部 克彦(タカゾノ)