業界団体

「第75回定時総会」開催【大阪医機協】

優秀社員表彰、4年ぶりに懇親会も実施

第75回定時総会での審議の様子

大阪医療機器協会(会長=千種康一氏)は5月19日㈮午後4時から大阪・北区のリーガロイヤルホテル大阪で「第75回定時社員総会」を開催した。令和5年度事業計画・同収支予算を打ち出した。今回の総会は4年ぶりにコロナ禍による参加制限のないリアル参加による開催となった。

総会の成立要件が満たされたという宣言、物故者への黙祷の後、千種会長があいさつに立ち「今回は4年ぶりの制限のない総会が開催され、あいさつはご来賓をお迎えする懇親会の席で披露したい」と簡単に済ませた。

このあと、千種会長が議長となって議事審議に入り、令和4年度事業報告、同決算報告、令和5年度事業計画案、同収支予算案、役員の辞任・選任承認が、それぞれ全会一致で可決承認された。この中で役員の辞任・選任承認の件では米澤弘幸理事に代わって米澤達一氏(米沢器械工業)が選任された。

全ての議事を終了後には会員企業の従業員を対象にした「優秀社員表彰式」が行われ、14名の優秀社員(下記掲載参照)が表彰された。優秀社員を代表して森直人氏(小西医療器)が代表謝辞を披露、千種会長から表彰楯が贈られた。

千種会長

総会の終了後、懇親会が別室にて開催された。あいさつに立った千種会長は「4年ぶりの懇親会で料理を楽しみながら親交を育んでいただきたい。大阪医療機器協会は会員と共に医療機器の安全性・有効性の確保と医療機器産業の振興に取り組んできた。今後も人々の健康に貢献できるように努力して行きたい」とチャットGPTを利用したあいさつ内容を披露した。

これを踏まえ「何か物足りない」として「大阪府薬務課・近畿経済産業局・大阪産業局・学術団体・業界団体などとの協力するセミナーやマッチング商談会、日本医療機器学会大会、ビアパーティーをはじめとする各種行事の復活など、新しい企画も進めて行きたい」と決意を表明した。

次いで、来賓を代表して、とかしきなおみ前衆議院議員が「これまで創薬や医療産業が基幹産業となって発展していくことを訴えてきた。今年はこのイノベーションを評価することで成長産業・基幹産業として発展すべきだと考えている。このことが国を豊かにすることに繋がると考えている。高齢化社会をリードする日本として医療機器業界が世界に貢献してほしい」と業界のさらなる発展に向けエールを送った。

また、公務のため出席できなかった大阪府薬務課の石橋真理子課長に代わって幸喜由美課長補佐からは「2025年に開幕する関西万博では〝いのち輝く未来社会のデザイン〟をテーマに、健康・医療に基づいた先進的な医療機器の展示など、日本の研究開発力を世界に発信する。これを契機に医療機器産業が発展されるよう期待する」と祝辞を述べた。

ここで、近畿経済産業局バイオ・医療機器技術振興課の小谷純二課長の「マッチング商談会の取り組みなど命を支える医療機器産業の振興に期待する」という音頭のもと乾杯し、懇親会が開宴した。久しぶりの懇親会が大いに盛り上がる中、午後7時30分頃に森川卓副会長の『中締め』で終宴となった。

今回、定時社員総会で優秀社員として表彰された14名は次の通り。

優秀社員表彰者(敬称略・社名五十音順)
▽田籠弓枝(いわしや森川医療器)
▽森直人・山内和弘(小西医療器)
▽金田隆志(コムラ製作所)
▽梅本直樹(サカセ化学工業)
▽安部一泰・坂田祐輔・武内宏晋・村井弘忠・森彩乃(シーホネンス)
▽苣原利永・中谷裕子(セイコーメディカル)
▽福田晋・坂井康孝(大黒)