中島会長が退任、新会長に保科氏【日縫協】
第36期総会で活動計画など決議
日本医療用縫合糸協会(日縫協)は、4月26日㈬午後3時30分から、東京・湯島の東京ガーデンパレスで「第36期総会」を開催した。総会では2023年度活動計画とそれにともなう予算を打ち出したほか、役員改選では中島孝夫会長(秋山製作所社長)が退任し、保科保志氏(秋山製作所生産本部長)が新会長に就任した。
総会の冒頭、あいさつした中島会長は「当会は1987年の設立以来、36年目に入りました。今後は50周年、100周年を目指し、さらに飛躍していきたい」とし、事業運営への理解と協力を呼びかけた。
日縫協の理事の多くが業界上部団体・日本医療機器産業連合会(医機連)の各委員会に参画していることにふれては「多くの人材が医機連の各種委員会に参画している団体も珍しく、理事の皆さまは医機連の中でなくてはならない存在となっている」と語り、理事各位に感謝の意を表明した。
最後に「今後も会員企業の皆さまに有益な情報を提供し、会員企業にとって、なくてはならない団体になるよう努めていきたい」と述べた。
このあと、事務局から「会員企業総数18社中、出席13社、委任状提出2社」と同総会が有効に成立したことが告げられ、中島会長を議長に議案の審議に入った。
議事は①2022年度活動報告/2023年度活動計画②22年度決算報告/23年度予算③役員改選――の3件。
22年度活動報告/23年度活動計画は理事会活動や、医機連6委員会(法制、企業倫理、UDI、QMS、PMS、材料保険)活動、医療機器業公正取引協議会(公取協)日縫協支部活動などについて各担当者から報告、説明が行われ、原案通り承認、可決された。
このうち、23年度活動計画では、▽医機連の各委員会に委員を派遣し、重要事項について情報の入手と日縫協の意見表明を行うほか、委員会報告会の充実を図る▽日縫協ホームページを活用し行政通知、医機連・公取協からの通知などを迅速に会員に提供するとともに、各会員からの情報発信手段とする▽会員外を対象とした講習会の開催や、HPにより外部に向け協会活動を広く発信することで新規会員の獲得活動を推進する▽行政との協力および自主的な勉強会、講習会の開催――などの事業推進を決議した。
次に、22年度決算報告/23年度予算は事務局から報告、説明が行われ、原案通り承認、可決された。
一方、役員改選では2023年度の役員について、中島孝夫会長(秋山製作所社長)が退任して、保科保志氏(秋山製作所生産本部長)が新会長に就任し、それ以外の役員は全て留任することを決定した。