業界団体

福祉用具市場規模は1兆4337億円ーJASPA

「2015年度福祉用具産業の市場規模調査」の結果公表

日本福祉用具・生活支援用具協会(理事長=小野木孝二氏、JASPA)は「2015年度福祉用具産業の市場規模調査」の結果を発表した。

15年度の福祉用具産業(狭義)の市場規模は、全体で1兆4337億円(対前年比102・4%)で、09年度から市場規模は増加を続けている。

品目別にみると『かつら』や『義歯』、『温水洗浄便座』、『乗用車(座席シフト)』、『ホームエレベータ』、『眼鏡等』、『補聴器』――などの一般製品に近い分野は、対前年比101・3%となった。

介護保険対象品目分野は、08年度から回復基調に転じ、15年度には対前年比100・3%となった。

介護保険制度の導入から15年が経過し、制度導入前の特需的要因により拡大した介護保険制度対象品目は、その後、品目の追加があるものの04年に示された介護保険制度の運用に関するガイドラインや、05年の介護保険制度福祉用具選定の判断基準、06年の障害者自立支援法施行――など業界環境の変化にともない、品目別には変化を続けている。

さらに、徐々に買い替え、入れ替え需要が増加しているほか、貸与福祉用具の修理用部品の売り上げが伸びている。