野村代表常任幹事を再選【東科協SJC】
「第56回定時総会」を開催
東京科学機器協会(東科協)に加盟する企業の二世、三世の経営者で組織するSJC(代表常任幹事=野村篤史氏、サイエンス・ジュニアーズ・クラブ)は、4月6日㈭午後5時から、東京・大手町の東京會舘LEVELXXIで「第56回定時総会」を開催した。総会では役員の改選を行い、野村代表常任幹事が再選した。
総会は事務局が「委任状提出10名、出席36名」と総会成立を告げ、開会した。これを受け、あいさつした野村代表常任幹事は、コロナ禍で各種事業が思うように開催できなかったとし「昨年の総会は今回と同じ会場で開催したが、残念ながら懇親会を催すことはできなかった。今年は懇親会を含め開催できることを嬉しく思う」と述べ、今後は会員間の交流事業を積極的に展開していく方針であることを明かした。
新入会員が増加していることにふれては「今総会では新たに6名の新入会員を迎えることができた。これはSJCが50年以上の長きにわたり運営しているバックグラウンドがあり、会員の皆さまや先輩方の支えがあってのことだと思う」と語り、感謝の意を表明した。
一方、SJCの正会員の定年(50歳)制に言及しては「今年は3名、来年は6名の会員が卒業予定で、長期的にみると会員は減少傾向にある。会員の皆さまや卒業された先輩方には、SJCの良さを会員外の方々に伝えていただき、会員の増強にご協力いただければと思う」と呼びかけた。
最後に、SJCの事業に対する自身の思いについて「会員の皆さまがメリットを感じ、かつ楽しく、そして行きたいと思える場を提供していきたい。そういう場を提供するのは常任幹事や当番幹事だけでなく、皆さまと共に作り上げるのがSJCの事業だと思う。皆さま1人ひとりが当事者意識を持って参加することで、楽しく充実したメリットのある会になる」とし、SJC事業への積極的な参加を促した。
このあと、議事審議に入り、2022年度事業報告・同収支決算報告・収支会計監査報告、23年度事業計画を担当常任幹事が報告、説明を行い、原案通り承認、可決した。
このうち、23年度事業計画では▽通常勉強会(4回)▽特別勉強会▽研修会▽参与・正会員交流会▽YES(全国二世会)代表者会議・交流会▽忘年会▽ゴルフコンペ――などの開催を決定した。
次いで、任期満了にともなう役員の改選では、選挙で新常任幹事6名を選出し、新常任幹事らは別室で「第1回常任幹事会」を開き、互選により野村代表常任幹事の再任を決定した。
また、総会ではSJC規約により定年を迎え、新参与となる内山嘉憲(越路商会)、竹田景(竹田理化工業)、柴田匡保(ハリオサイエンス)の3氏に記念品を贈呈した。
そのほか、新入会員の加藤大介(桐山製作所)、平井直樹(コクサン)、庄條和徳(大成)、柴田優(柴田科学)、酒井耕助(日本理化学器械)、井内英輔(アズワン)――の6氏が紹介された。
SJCの22・23年度の常任幹事
【代表常任幹事】
▽野村 篤史(新東科学)
【常任幹事】
▽白井 一夫(東京硝子器械)
▽若井田健文(若井田理学)
▽佐藤 嘉紀(佐藤真空)
▽浦 明子(相馬光学)=新任
▽夏目知佳子(夏目製作所)=新任