業界団体

主要3事業を活発に推進へ【日科協】

日科協の「2023年賀詞交歓会」会場

「賀詞交歓会」に全国から約250人参集

全国の10地区の科学機器協会で組織する日本科学機器協会(会長=長谷川壽一氏、日科協)は、1月10日㈫午後5時30分から、東京・高輪のグランドプリンスホテル高輪で「2023年賀詞交歓会」を開催した。当日は会員ら約250人が参加した。昨年の賀詞交歓会は人数制限を設けて開催したが、今年は人数制限を緩和した。参加者らは飲食中以外のマスク着用など、感染対策を取りながら、新年のあいさつを交わした。

長谷川会長

冒頭、あいさつした長谷川会長は、日科協の主要3事業である▽JASISの開催▽科学・分析機器総覧の発行▽機関誌『科学機器』の発行―に言及。JASISについては「日本分析機器工業会と合同で開催してから10年を超えた。今年はJASIS関西を4年ぶりに2月1~3日を会期に、グランキューブ大阪で開催する。関西圏の業界発展と科学技術の振興を期し開催する。また、9月には例年通り、JASISを幕張メッセで開催する」と予告した。

科学・分析機器総覧の発行に関しては「昨年に引き続き、DVD版、WEB版とともに2024年印刷版を発行し、JASISの会場で配布する。会員企業の皆さまには自社の情報をご掲載いただき有益な広報ツールとしてご活用いただきたい」と呼びかけた。

機関誌『科学機器』の発行にふれては「機関誌科学機器は発行してから75年になり、6月には900号を迎える。また、今年は科学機器入門第三版を10年ぶりに改訂し発行する。機関誌科学機器とともにご期待いただきたい」と語った。

また、今年は各地区協会で周年行事が相次ぐとし「1月に中四国科学機器協会が40周年、9月に九州科学機器協会が70周年、10月に東海科学機器協会が70周年を、それぞれ迎える。これからも歴史積み上げ、業界発展に寄与していただきたい」とさらなる発展を祈念した。

最後に「昨年6月に会長を拝命して半年、皆さまのご支援、ご協力により、初めての新年を迎えることができた。今後とも微力ながら科学機器業界の発展に尽力していきたい」と抱負を述べた。

このあと、来賓を代表して、文部科学省科学技術・学術政策局研究開発基盤課の古田裕志課長が祝辞を述べたあと、東京理科大学の藤嶋昭栄誉教授が〝乾杯〟の発声を行い、開宴した。

会場では全国各地から参加した会員らが和やかに親睦を深め合った。歓談中には公務で遅れて到着した経済産業省製造産業局産業機械課の安田篤課長が祝辞を述べ、ひとときの歓談のあと、日科協の井内卓嗣副会長が〝中締め〟を行い、閉会となった。