大阪でマッチング商談会-大阪医療機器協会
9月15日に産業創造館で開催
大阪医療機器協会(会長=堀井孝一氏)は大阪市都市型産業振興センターと共催し「第7回医療機器・ヘルスケア機器マッチング商談会」を9月15日(金)午前11時から大阪市中央区の産業創造館(産創館)で開催する。
この商談会は平成25年9月に開催した『医療機器開発・販路開拓マッチング商談会』から継続するもので、今回で第7回目。各地で盛んに開催されている産学連携や医療機器開発という切り口とは一線を画し、より下流(出口)に近い所での商談成立を重視している。
販路開拓でも協会傘下のカタログ販売を行っている企業と連携し、出展企業や参加する企業へのパイプ役を務め、紹介業務を行うなど、企業が出口に直結する商談会としようとしている。
そのため、前回はアンケートの結果、商談成立が15件、商談継続が81件ということで、1日だけの展示で、出展料も1社2万円、来場者も450名程度の展示規模では異例のことと評判になっている。
これは大阪医療機器協会が京都医療機器協会や兵庫県医療機器協会のメンバーの医療機器メーカーや販売会社など専門業者に呼びかけていることや、近畿経済産業局・大阪府・大阪商工会議所・東大阪市・八尾市など、これまで医工連携を標榜する行政機関などの協力を得て情報発信をしていることによるものという。
今回の出展者数は47社。40社限定で募集を開始したが、締切日までには集まってしまい数社は断らざるを得なかったとか。なんとか会場を工夫して最大限の展示が出来るようにしているという。
また、セミナーには医工連携の先達・国立循環器病研究センター・妙中義之客員教授が『我が国の医療機器のイノベーション戦略の現状と将来―異業種から医療機器産業への参入のために知っておくべきこと―』をテーマに講演する。
妙中教授は2003年から医療機器の開発や事業化を促進している大阪商工会議所の「次世代医療システム産業化フォーラム」の中心となっている人で、医療機器開発を主導している。口癖は「患者が使って初めて医療機器」で、開発や参入に役に立つセミナーとなることが期待されている。
さらに、当日の午後5時30分から『来場者・出展社合同情報交換会』を来場者・出展者に無料で開催する。