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「第26回ビジネスセミナー」【日本ウズベキスタン財団ヘルスケア部会】

「ビジネスセミナー」会場の様子

ウズベキスタンの医療現状を報告

日本ウズベキスタン・シルクロード財団ヘルスケア部会(部会長=松本謙一氏)は、11月30日㈫午後3時から、東京・大手町のKKRホテル東京で「第26回ビジネスセミナー」を開催した。セミナーでは10月にウズベキスタンの大統領選挙でシャフカト・ミルジヨエフ大統領が再選したことを受け、同国の新戦略などについて説明が行われた。

松本部会長

セミナー開会にあたり、松本部会長は「今回のセミナーのテーマは『ウズベキスタンの新戦略を読み解く、2022年日本ウズベキスタン外交関係樹立30周年に向けて』で、魅力あるテーマとなっているが、参加人数を絞っての開催となった」と、コロナウイルス感染拡大防止の観点から、参加人数を制限しての開催となったことを説明した。

ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領が再選したことについて「10月24日の大統領選挙の結果、ミルジヨエフ大統領が再選され、11月6日に大統領就任式が行われた。私は数年前に大統領選挙の国際選挙監視団に加わったことがあるが、非常に公明正大に行われる選挙だと感じている」と述べた。

大統領再任にともない保健省の新大臣にベグゾッド・ムサーエフ氏が任命されたことに関して「ムサーエフ保健大臣は2020年5月から副首相(社会発展問題担当)を務められ、昨夏には前保健大臣の療養中に臨時で保健大臣代行を務めている。今後はムサーエフ保健大臣のもと、コロナ禍で延期されたODAプロジェクトが一歩でも二歩でも前進することを期待したい」と語った。

このあと、セミナーでは、バヒリディノフ・マンスール代表理事が『2021―2022ウズベキスタンの新戦略を読み解く』をテーマに、ミルジヨエフ大統領が昨年8月の独立30周年記念式典のスピーチで、過去5年間の経済社会改革の成果と、今後の大規模改革について発表した内容を説明した。

このうち、医療セクターの改善に関しては「2016年に専門医療センターは10か所だったが、現在は20か所に、地域支部も2か所から124か所に増やしたが、さらに今後、48か所を増設する予定になっている」と報告した。

救急車システムについては「2016年に800か所、救急隊員1648名だったが、現在は1666か所、救急隊員2685名の規模まで拡大した」と解説したほか、コロナ対策に関しては「特別医療センターの開設や医薬品・防護具のストック、大量のワクチン接種、酸素ステーション60か所開設――などを推進してきた。今後は国内ワクチン開発にも取り組んでいく方針だ」と説明した。

セミナーの終了後には『賛助会員トーク』が行われ、アイテックの関丈太郎社長と川崎宣輝コンサルティング本部副本部長が「アイテックの新型コロナウイルス感染症対策における国内外の取り組み」、サクラファインテックジャパンの堀内良啓営業本部長が「コロナ禍での海外展開の取り組み」、泉工医科工業の青木眞会長が「創立80周年を迎えて」をテーマに、それぞれ15分ずつ話を行った。