総会で種田理事長を再選【杏友医療機器協同組合】
医療機器共同購買の目標額40億円に
杏友医療機器協同組合(理事長=種田光利氏、東京都文京区)は5月22日㈯午後3時から、東京・湯島の全国家電会館で「令和3年度第50回通常総会」を開催した。総会では重点事業の医療機器共同購買事業の目標額を年間40億円に決定したほか、任期満了にともなう役員改選では種田理事長を再選した。
総会の冒頭、あいさつした種田理事長は「本日はコロナ禍の中、総会にご出席いただきありがとうございます。総会は開催しなければならないため、リモートでの開催なども検討しましたが、準備時間の関係もあり、今回は皆さまにご出席いただく総会とさせていただいたことをお詫び申し上げます」と述べ、総会での円滑な議事進行への協力を呼びかけた。
このあと、荒井均専務理事が「組合員総数39社中、出席20社、委任状提出11社」と総会成立を告げ、議長に種田理事長を指名し、議案の審議に入った。
議事は①令和2年度事業報告および決算関係書類承認の件②令和3年度事業計画、収支予算ならびに経費の賦課および徴収方法決定の件③令和3年度における借入金残高の最高限度額決定の件④1組合員に対する貸付金残高および債務保証残高の最高限度決定の件⑤手数料、貸付利息および保証料の最高限度決定の件⑥役員報酬決定の件⑦理事・監事選出の件――の7件。
①から⑥の議事の報告、説明では事業関係を荒井専務理事、決算・予算関係を古関一成財務委員長、監査報告を行方誠監事が行い、全議事とも原案通り、承認、可決した。
このうち、令和3年度事業計画では重点事業の医療機器共同購買事業の年間売上目標額を40億円(医療機器・装置20億円、医療用消耗品20億円)に決定。ただし、予算はコロナ禍のため3か月または半年後に再度検討することとした。
そのほかの事業計画では、▽講習会(年1回以上)と研修会(年9回)の開催▽広報や商品情報をタイムリーにEメールで配信するほか、組合HPの内容を随時更新し最新情報を発信する▽福利厚生事業の実施▽理事会、委員会の開催――などの推進を決議した。
一方、任期満了にともなう理事・監事の選出では、選挙で令和3・4年度の理事7名、監事2名を選出した。ここで、新理事らは別室で第1回理事会を開き、互選により種田理事長の再任を決定した。副理事長と専務理事の選任については後日の理事会で決定した。
【杏友医療機器協同組合 令和3・4年度役員】
●理 事 長
種田 光利(種田医科器械)
●副理事長
大橋 透(アサヒ医療)
●専務理事
荒井 均(三和医科器械店)
●理 事
西方 温(いわしや西方医科器械)
池田 晋一(エーエムアイ)
佐藤 敦史(佐藤医科器械店)
行方 誠(京葉新和)
●監 事
古関 一成(三誠メディカル)
土井 政義(志賀器械)