2021年度活動計画打ち出す【日縫協】
「第34期定時総会」で中島会長を再選
日本医療用縫合糸協会(会長=中島孝夫氏、東京都文京区、日縫協)は5月7日㈮午後4時から、東京・本郷の医科器械会館で「第34期2020年度定時総会」を開催した。新年度の活動計画を決定したほか、役員改選では中島会長が再選された。総会は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、Web会議システム「Zoom」での参加も可能なハイブリッド開催となり、大半の会員はWebでの参加となった。
総会の冒頭、あいさつした中島会長は、政府が5月7日付けで緊急事態宣言の東京・大阪・兵庫・京都の5月31日までの延長と、愛知・福岡も加えて6都府県での実施を決定したことにふれ「このような状況下のため、本総会もWebのみの開催とするか、熟慮を重ねたが、本年は役員改選の年でもあるため、感染症対策を十分に行い、最小限の方にご参加いただき、参加が困難な方はWebで参加、あるいは委任状をもって参加に代えさせていただいた」と述べた。
また、「例年であれば総会終了後には、講師の方をお呼びして、薬機法関連の講習会を開催したあと、懇親会となるところですが、会員の皆さまの安全を第一に考え昨年同様に、今回も開催を見送りました」とし、理解を求めた。
2021年度の事業については「昨年、開催できなかった日本医療機器協会と共催の『診療報酬改定講習会』は7月にWeb聴講で開催するほか、例年通り、日本医療機器産業連合会(医機連)の各種委員会の報告・情報などを会員の皆さまにお届けする」と説明した。
このあと、事務局が「総会員数18社中、出席4社、Web出席11社、委任状提出1社」と総会の成立を宣言し、議案の審議に入った。
議事は①20年度活動報告・21年度活動計画②20年度決算報告・21年度予算③役員改選――の3件。いずれの議事とも事務局や担当役員が報告、説明を行い、全議案とも原案通り、承認、可決した。
このうち、21年度活動計画では、▽上部団体の医機連の各委員会(法制、企業倫理、UDI、QMS、PMS、材料保険)に委員を派遣し、情報入手や日縫協の意見表明を行う▽日縫協HPを中心に行政通知や医機連、医療機器業公正取引協議会(公取協)からの通知、連絡などを会員に速やかに提供する▽公取協の委員会に委員を派遣するほか、21年度規約インストラクター養成講義のWeb配信とCBT試験を行う▽会員外を対象とした講習会の開催や、HPで外部に向けて協会活動を発信し新規会員の獲得活動を行う▽QMSに関する勉強会、講習会の開催を計画し実施する――などの推進を決議した。
一方、役員改選では21年度新役員候補が発表され、これを出席会員が了承し、第35期の新役員体制が決定した。
【日縫協 第35期 2021年度役員】
●会 長
中島 孝夫(秋山製作所)
●副会長
川浪 慎平(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
小森 一央(日腸工業)
●理 事
伊藤 恭広(アルフレッサファーマ)
朝岡 延豪(河野製作所)
吉田慶一郎(コヴィディエンジャパン)
松尾 陽子(日本ゴア)
高宮 清巳(ベアーメディック)
江嶋 敦(ホギメディカル)
●監 事
池田 幹(松田医科工業)
橋本 章(名優)