「健室in健院」構想公表【ハピネスライフ財団】
心身のメンテナンス施設の創設へ
一般財団法人ハピネスライフ財団(理事長=長澤泰氏〈東京大学名誉教授・工学院大学名誉教授〉、東京都港区虎の門1―7―6升本ビル)は、コロナ禍を教訓にして、緊急時にも対応し、すべての人が病気にならないように心身のメンテナンスができる施設(HAPPINESS ROOM)の創設をめざしている。
健康長寿社会に向け、平時は「極み」の空間、緊急時は新型コロナウイルス感染症にも対応した「安心やすらぎの空間/健室」へ早変わり、長期の滞在にも対応して、「命の空間」を創造し、医療・福祉、IT企業・団体などの英知とノウハウを結集できる場を創設する。
HAPPINESS ROOM構想は、既存および新築の交通結節点に隣接するホテルなどに、平常時は健康長寿を目指す未病者に、五感の生活改善施設「健室」と、国内の健康増進に適した場所・地域などの案内サービスを提供する。パンデミックなど緊急時には、隔離を主眼とする準病棟としての役割を担うために、ホテル内フロアーの改修と運営を産学連携により事業化する。
従来の病気の館「病院」ではない、健康の館「健院」の発想は、これからの社会に必要であるが、「健室in健院」の構想は、ゲノム診断などで身体の見える化を行う早期発見と、統合医療による五感のケアを行うことで、人々を病気から守る世界の実現をめざす。
これは、わが国の「医療現場と健康保険の崩壊」を阻止するための事業でもある。
具体的には、内閣府による「新型コロナウイルス感染対応地方創生臨時交付金」制度を活用し、各地方自治体の協力により、ホテルのフロアーと各部屋に感染対策の改修資金を助成し、新たな避難スペースにする。
さらに、人命を守りつつビジネス・観光を正常化するための構想として、ヘルスケアと安全・安心の極み「HAPPINESS ROOM」による、日本発の世界に向けた「健康長寿、幸福な未来への挑戦」ともなる。
財団の主な事業内容は下記の通り。
ハピネスライフ財団の主な事業内容
① 健康長寿の人生を実現し、感染症へ対応できる病室・宿泊室等の施設の研究・開発および支援、標準仕様化の研究・環境整備および監理。生活習慣に起因する身体や精神の不具合の改善に向けたトータルケア施設の創設
② 情報管理を十分に配慮したAI、ICT、IoT技術を活用する感染症対策の研究、開発および支援
③ 国内外からの新しいスタイルの旅客を受け入れる「極みの空間」施設の創設
④ 空港、港湾を利用した災害時に向けた防災ITの構築と開発および支援
⑤ 施設内における非感染・安全ルートのガイドシステムの研究、開発および支援
⑥ 非接触型機器を設置した非接触型空間に於いてソーシャルディスタンスを保つ施設の実現およびキャッシュレスの運営
⑦ 適切なコロナ対策の確認とともに、徘徊や行方不明者の追跡、ならびに、災害時の避難者誘導の研究、開発および支援
⑧ 病気の館「病院」ではない健康の館「健院」の発想に基づく、「健室in健院」の仕様・モデルの構築により、「生きがいのあるライフスタイル・健康長寿社会」へ向けたデータ集積
⑨ 居室内での入室者の健康状況の把握や健康増進へのデータ活用
⑩ 医療施設、介護施設、在宅介護等の地域包括システムとの連携支援
⑪ 統合医療普及の支援・啓蒙による社会貢献
⑫ 病気にならないためのライフスタイルや、新しい旅のスタイルの全世界に対する発信