業界団体

「第68回全国大会」縮小開催【日本理化学硝子機器工業会】

中村専務理事が新会長に昇任

ソーシャルディスタンスを保ちながらの総会での審議の様子

全国の理化学硝子機器専門メーカーで組織する日本理化学硝子機器工業会は(東京都墨田区、NRGK)は6月28日㈰に大阪・福島区のホテル阪神で「第68回全国大会」を開催した。今回の全国大会は新型コロナウイルス感染症の影響で縮小開催となり、総会のみが行われ、恒例の懇親会や見学会は中止となった。総会では役員の変更を行い、橋本秀秋会長が常任理事に退き、中村剛専務理事が新会長に就任した。

総会で新年度事業計画と予算を決定

全国大会は毎年、同工業会の6支部が輪番制で運営を担い開催している。今回は大阪支部の担当で、開会にあたり、大阪支部の川上秋男大会委員長があいさつに立ち「今回の全国大会は新型コロナウイルスの影響もあり、規模を縮小しての開催となりました。大変な時期にご出席いただきありがとうございます」と全国大会への参加者に感謝の気持ちを述べた。

全国大会の参加者(前列中央が中村新会長)

次いで、橋本会長は「本部では今回の全国大会を中止あるいは延期するかを検討してきたが、政府からの自粛要請や他県への移動自粛要請も解除になったことを受け、せっかく大阪支部が時間をかけて大会を計画していただきましたが、それを大幅に縮小する形で開催する運びとなりました。全国大会の歴史の中でこのようなことは初めてのことで、総会のみを行い、懇親会も見学会も中止とさせていただいた。できる限り早く多くの方が集まれる全国大会が開催できることを祈念いたします」とあいさつに代えた。

引き続き、総会は中村専務理事の司会で進行。足立靖彦常任理事が「会員総数79名中、出席16名、委任状による出席37名、合計出席者数53名」と総会の成立を宣言。川上大会委員長が議長となり、議案の審議に入った。

令和元年度事業報告を中村専務理事、令和元年度決算報告を竹内信夫理事と中田俊郎監事、令和2年度事業計画を中村専務理事、令和2年度予算を足立常任理事、役員変更の件を中村専務理事――がそれぞれ報告、説明を行い、各議案ともに原案通り承認、可決した。

このうち、令和2年度事業計画では、来年の第69回全国大会の開催について話し合いが行われた。全国大会は担当支部に開催決定権があるが、次期全国大会担当の名古屋支部が総会に欠席したため、次期全国大会開催の可否については後日、名古屋支部に確認して次回の理事会で報告することとなった。

なお、名古屋支部は会員数が減少し現在、1社しか所属していないため、現実的に全国大会を1社で運営するのは難しい状況にある。仮に大会は開催しないことを選択したとしても、全国大会は総会も兼ねており、総会だけは年度決算の承認が必要なため、どこかで開催する必要がある。

コロナ禍での活動模索へ
技能検定の団体認可を目標に

役員の変更については、所属支部の役員変更などにともない新役員体制(下記参照)を発足させた。橋本秀秋会長が常任理事に退き、中村剛専務理事が新会長に昇任し、川上秋男副会長が退任し南聡朗氏が新副会長に就任した。そのほか、竹内信夫理事が専務理事に昇任し、新たに舞原利夫氏と八木原敏夫氏が理事に就き、佐藤文彦監事が退任し、遠藤誉明氏が新監事に選任された。

就任にあたり、中村新会長は「これからの工業会の在り方、各支部の在り方を考えながら、(コロナ禍で)かなり制限される中で活動していかなければならない。やり方を変えて色んなやり方をしていかなければならないだろう。会議はリモートでも参加できるようにしたらどうか、との意見もいただいたので、それも試していきたい」とコロナ禍での活動をいろいろと模索していくことを表明した。

また、「当工業会として、何か1つ目標を掲げれば、それに向かって会員が一丸となり進んでいけるのではないか、との意見もいただきました。個人的にその目標は技能検定(理化学ガラス機器作製作業)の復活だと思っております。技能検定の国家認可の復活は残念ながら期待できませんので、当工業会で認可できればと考えています」と明かし、工業会事業への理解と支援を呼びかけた。

大会旗は大阪支部の川上大会委員長(左)から、橋本会長(中央)を通して、東京支部の中村支部長にわたされた

最後に、大会旗の申し送りが行われたが、次期大会担当の名古屋支部が欠席のため、本部(東京支部)が大阪支部から大会旗を受け取り、本部で大会旗を一旦、預かることとなった。

令和2年度日本理化学硝子機器工業会役員
会  長
中村  剛(ナカムラ理化)=東京支部長
副  会  長
南  聡朗(南理化硝子)=大阪支部長
中村 延一(相互理化学硝子製作所)=京都支部長
石山 幹雄(名城科学工業)=名古屋支部長
佐藤 武彦(仙台石英硝子製作所)=仙台支部長
池田 豊治(旭製作所)=中国九州支部長
専務理事
竹内 信夫(竹内製作所)
常任理事
橋本 秀秋(東京製作所)
足立 靖彦(ヒカリ理化工業所)=財務
藤原 保昌(高尾製作所西院工場)
濱地  信(クライミング)
理  事
碇谷 康治(碇谷製作所)
池田 高樹(池田硝子)
関根与志和(関根硝子)=財務
志賀 秀吉(タツミ理化)
舞原 利夫(マイハラ製作所)
八木原敏夫(八木原製作所)
宮原 弘治(大輝理工)
山口  誠(山口硝子製作所)
監  事
遠藤 誉明(フラット)
中田 俊郎(トシナカ)
相  談  役
池田 雄二(旭製作所)
池田 昭八(池田硝子)