Webで「定時総会」開催【JMIAユースアップの会】
新代表幹事に岩田氏就任
日本医療機器協会(日医機協)の加盟企業の若手経営者らで組織するJMIAユースアップの会(代表幹事=山﨑隆次氏)は6月1日午後6時30分から、Web上で「令和2年度定時総会」を開催した。総会では新年度の事業計画・予算を決議しほか、役員の改選では任期満了の山﨑代表幹事が監査役に退き、岩田雅人幹事が新代表幹事に昇任した。
ユースアップの会の定時総会は当初、4月に都内ホテルで予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、6月1日に延期開催することを決めていた。しかし、会員の健康や安全面を考慮し、開催方法を書面決議書による議決に変更し、総会の模様はWeb会議ツール「Zoom」で公開した。
総会は司会の新井健介監査役が「会員総数42名中、書面決議書提出42名」と総会の成立を告げ、開会した。
物故者への黙とうの後、あいさつした山﨑代表幹事は「私は3年間、代表幹事を務めさせていただき、無事任期を全うできたのも会員や事務局など多くの皆さまの理解とお力添え、そして各幹事の協力のおかげと思っております」と感謝の意を表明した。
代表幹事を務めた3年間を回顧しては「私が代表幹事になった時、やりたかった事は『変化』でした。変化することは誰もが抵抗がありますが、変化のない組織は衰退すると思っており、変化に強いこだわりを持ってきました。しかし、当会がこれまで培ってきた良き伝統は守り、継続してきた活動は時代の変化に合わせアレンジして続け、それにプラスして新しい企画も行ってきました。過大評価になりますが、3年間で私がやりたかった事の6割くらいはできたと思います」と述べた。
次期幹事への申し送り事項に言及しては「これからもユースアップの会の成長と進化を願っています。次の幹事の方々には年に1つは新しい事をしていただきたい。総会終了後、新幹事のもと新年度が始まりますが、会員の皆さまには変わらぬご理解とお力添えをお願いいたします」とユースアップの会のさらなる発展に期待を込めた。
このあと、山﨑代表幹事が議長となり、議案の審議に入った。令和元年度事業報告を美濃島正浩副代表幹事、同収支決算報告を串畑恭平副代表幹事、監査報告を新井監査役が、それぞれ行い、書面決議により承認、可決した。
次いで、令和2年度事業計画を岩田幹事、同収支予算を長谷川亮幹事が発表し、書面決議により承認、可決した。
このうち、令和2年度事業計画では①会員数の拡大活動の実施②学校展示会を開催し子ども達に医療を伝える活動を開催する(今期は本郷小学校を予定)③家族レクレーションの開催④定例会の活動報告書を会員に配布、協会広報に掲載⑤若手の育成⑥親会行事への積極的な参加(ボウリング大会など)⑦定例幹事会の開催⑧大阪医療機器協会の目指志会とのさらなる交流を図る⑨20周年記念行事(記念品作製含む)の実施――などを計画している。
引き続き、役員改選は幹事6名のうち、3名が任期満了で退任となるため、幹事会で新幹事候補として選任した新井健介、寺尾章、串畑恭平(再任)、美濃島正浩(再任)――の4名が、新たに幹事として加わり、令和2年度の幹事体制(下記参照)が発足。新代表幹事には岩田氏が任命された。
ここで、あいさつした岩田新代表幹事は「昨年と同様に家族レクリエーションや、大阪・目指志会との交流を継続し、さらに他団体との交流も行っていきたい。今年はユース20周年にあたるので、記念行事を記念品の作製を含め行いたい。また、新型コロナウイルス感染症にともないWeb会議システムを用いた幹事会や定例会などの開催を考えています」と抱負を述べ、副代表幹事に新井、長谷川の両氏を選任した。
JMIAユースアップの会 令和2年度役員(敬称略)
【代表幹事】
岩田 雅人(荒井製作所)
【副代表幹事】
新井 健介(新井製作所)
長谷川 亮(ハセガワメディカル)
【幹事】
串畑 恭平(河野製作所)
美濃島正浩(美濃島工業)
船橋 聡(ユーワークス)
寺尾 章(日本医工研究所)
【監査役】
山﨑 隆次(富士医療測器)
【顧問】
今村 逸朗(ジェミック)