「医療用機能・要素部品パビリオン」出展【日医工】
ものづくり企業の技術力をアピール
日本医療機器工業会(理事長=松本謙一氏、日医工)は、6月13日㈭から15日㈯を会期に、大阪・中之島の大阪国際会議場で開催された第94回日本医療機器学会大会の併設医療機器展示会「メディカルショージャパン&ビジネスエキスポ2019」に、『医療用機能・要素部品パビリオン』を出展した。
同パビリオンには医療機器産業への参入をめざす、ものづく企業16社、2団体が出展。自社の高精度・高機能の技術を医療機器への部材供給、技術連携に活用してもらおうと、来場の医療機器企業関係者や医療関係者に、その技術力を積極的にPRした。
今回で9回目を迎える同パビリオンは、当初、東北地域と新潟県のものづくり企業の出展から始まり、その後、静岡県と関東地域の企業も参加し、地域を横断した広域連携での開催となっている。
パビリオンの開会式で、あいさつした松本理事長は「昨今、SDGs(持続可能な開発目標)が強調されているが、これには各企業、各地域で情報を共有していくことが重要になる。毎年、開かれる当パビリオン展示を契機に、日本が世界に誇れるような成果物が出てくれば、わが国が誇れる医療機器業界になるのではないかと思う」と述べた。
このあと、松本理事長と日本医療機器工業会の植竹強副理事長、山形産業技術振興機構の江口幸也産学官連携コーディネータ、宮城県産業技術総合センターの天本義己主任研究員--の4氏がテープカットを行い、パビリオンは開幕した。
今回、出品されたのは体外式ペースメーカー測定器や、医療環境設備機器、金属加工技術、樹脂加工技術、センサー・計測器、ソフトウェア開発、表面処理技術--など。出展各社は来場者らに実際に加工した部品や部材、製品を紹介した。さらに、タブレット端末などを使い動画で実際に加工している様子を見せるなど、技術力の高さを勢力的にアピールしていた。