企業活動

福島市に研究開発拠点を設置【イノフィス】

福島市と立地基本協定を締結

古川社長(左)と木幡市長

東京理科大学発ベンチャーで、装着型アシストスーツ「マッスルスーツ」や介護福祉機器の開発メーカー、イノフィス(社長=古川尚史氏、東京都新宿区)は、福島県の福島駅西口駅前に研究開発拠点を設けることを決め、福島市(市長=木幡浩氏)と相互協力に向けた立地基本協定を締結した。

立地基本協定締結式は3月29日㈮午後2時40分から、福島市役所で行われた。式ではイノフィスの紹介や事業計画概要が発表されたあと、古川社長と木幡市長により立地基本協定が締結された。

今後は立地基本協定に基づき、イノフィスは地元企業の活用や従業員の地元からの雇用および市内への定住に配慮するなど、地域経済伸展に貢献していく。一方、福島市は事業所の操業および雇用の確保に協力していく。

開設する研究開発拠点(福島市三河南町7―11タカラビル1F)は新型マッスルスーツや関連機器の研究開発・実証評価拠点として活用される。5月にグランドオープンする計画だ。

イノフィスは画期的な装着型ロボットの開発・製品化を通じて、働き手の高年齢化や介護従事者の離職率増加など、日本の社会が抱える問題の解決に取り組んでいる。米テクノロジーベンチャーアワード「2018 Red Herring 100 Global Winner」にも選出されなど、同社の革新的な技術は高く評価されている。