中国に販売拠点を設立 ー トプコン
中国市場のアイケア事業を充実、強化へ
トプコン(社長=平野聡氏、東京都板橋区)は、中国北京市にアイケア事業の販売拠点として「トプコンメディカルテクノロジー」を設立した。
今後、トプコンは同拠点を基盤に、中国のアイケア市場での販売マネジメント、キーアカウント開拓・販売、マーケティング、カスタマーサービス、規制対応--など、あらゆる活動を展開する。
また、OCTや眼底カメラ、ICTソリューションを軸とした成長戦略にも取り組み、重要戦略市場の中国でのさらなる事業発展をめざしていく。
中国は経済成長にともない、高齢化の進展や、生活習慣病の増加を背景に、ヘルスケア市場が急成長している。ヘルスケア市場の拡大により、アイケア(眼科の検査・診断・治療)市場も米国に次ぐ規模まで伸展している。
一方、中国では医療へのニーズが拡大する反面、医療費支出の増加や、医療従事者の不足が社会問題化し、中国政府は予防検診、地方医療の強化、医療機関の整備、医療従事者の育成、医療サービスの充実・近代化--を推進する方針を打ち出している。
このような状況を背景に、中国では近年、眼底スクリーニングやAI診断支援などのアイケア分野への投資が活発化している。