企業活動

サクラ病理技術賞の受賞者決定【サクラファインテックジャパン】

「奨励賞」に山口氏、「新人賞」に雨宮氏

病理検査機器・器材メーカーのサクラファインテックジャパン(会長兼社長=石塚悟氏、東京都中央区)は「第10回サクラ病理技術賞」の受賞者を発表した。

今回は『奨励賞』に綾部市立病院臨床検査科の山口直則氏、『新人賞』に山梨県立中央病院検査部の雨宮健司氏が、それぞれ輝いた。

サクラ病理技術賞は同社が2008年に創設した褒章制度。病理学的検査・技術に関するさまざまな活動を支援するため、病理技術者やその団体、研究者を対象として、学術研究のみならず地域活動や、後進育成など幅広い活動な中から、特に優れた成果を挙げた方々を毎年、表彰している。

山口氏が受賞した奨励賞は、地域医療や学生教育、技師の卒後教育への貢献など論文数や論文内容による評価が難しい分野での貢献に対して贈られる賞。山口氏はがん遺伝子変異検査での細胞診検体の応用と品質管理、京都府での病理技術向上と後進育成への取り組みが評価された。

一方、雨宮氏が受賞した新人賞は、技術賞および奨励賞に準ずる研究や活動を行っている若手技師で、特に今後の活動が期待できる人に贈られる賞。雨宮氏は病理・細胞診検体を用いたクリニカルシーケンス法の確立と普及活動が評価された。

なお、第10回授賞式は9月30日㈰にホテルメトロポリタンエドモント(東京都千代田区飯田橋3―10―8)で開催される。授賞式では受賞者にオーナメントと副賞賞金が授与されるほか、受賞者による記念プレゼンテーションや特別講演が予定されている。