企業活動

英国子会社の工場を拡充【テルモ】

血管事業の中長期的な収益改善へ

テルモ(社長=佐藤慎次郎氏、東京都渋谷区)は、子会社のバスクテック社(英国スコットランド)の本社工場の生産設備を拡充する。

クリーンルーム増設や滅菌設備更新、レイアウト刷新などにより、中長期的な収益改善を図っていく。投資額は約50億円。4月から2021年まで、既存の生産を継続しながら順次拡充していく。

テルモの血管事業はバスクテック社と、17年3月にテルモグループに加入したポルトン・メディカル社を中心に、人工血管とステントグラフトを市場投入している。

世界的に高いシェアを持つ外科用人工血管や、オープンステントグラフ「ソラフレックスハイブリッド」、ポルトン社の胸部ステントグラフ――などが成長を牽引している。