企業活動

日立製作所、飯塚病院を経営する麻生と医療機関向けコンサルティングサービス「病院経営改善支援サービス」の提供を開始

日立製作所(社長=東原敏昭氏)は、福岡県飯塚市で飯塚病院を経営する麻生(社長=麻生巖氏)とヘルスケア分野で提携し、医療機関向けコンサルティングサービス「病院経営改善支援サービス」の提供を開始した。

今回の提携により、日立製作所は自社のヘルスケアやデータ分析などICT関連技術と、飯塚病院が培ってきた病院運営ノウハウを融合し、医療機関への病院経営改善支援サービスとして、経営のアセスメント(評価・分析)と改善施策立案を提供していく。

具体的には飯塚病院の運営に関する各種情報を参考に、日立製作所が開発した経営診断ツールで医療機関の経営状況を点数化し、課題点を抽出するなど、多面的な評価・分析を行う。

その結果に基づき、病棟再編、病床転換、画像診断機器の稼働率向上などのシミュレーションや、共同ワークショップを実施し、安定経営に向けた改善施策を立案。医療機関によるアクションプランの具体化、実行を支援し、医療機関の経営の効率化や医療の質の向上に貢献していく。

今後、日立製作所では麻生の協力のもと、飯塚病院のTQM(トータル・クオリティ・マネージメント)活動に関するノウハウを提供するサービス、日立の業務プロセス最適化のシミュレーション技術、病院の経営データを多角的に分析するソリューションや病院経営業務の受託サービスなど、サービス内容の拡充を図っていく。