物流事業で6社と新会社【スズケン】
医薬品・医療機器の安定供給へ
スズケン(社長=浅野茂氏、愛知県名古屋市)は、4月1日付けで子会社のエス・ディ・コラボの会社分割による新会社「株式会社コラボクリエイト」(社長=副島秀継氏、東京都中央区)を設立した。新会社は社会課題に対応したヘルスケアロジスティクス事業を展開していく。
新会社のコラボクリエイトは、三井倉庫ホールディングス、セイノーホールディングス、東邦ホールディングス、大木ヘルスケアホールディングス、八神製作所、宮野医療器との合併体制に加え、ソフトバンクと業務提携し、医薬品のメーカー物流受託事業や、医療機器・材料、診断薬、ニュートリション、一般医薬品(OTC)などのヘルスケア商材の総合提案、物流受託事業を展開していく。
社名のコラボクリエイトには、参画企業が協働し互いの知恵と経験を持ち寄って共に新しい価値を創造していくという思いと、各パートナー企業からの賛同の意味が込められている。
新会社は各パートナー企業から取締役(非常勤)や専任担当者が派遣される体制の下、スズケングループと各パートナー企業のノウハウや機能、知見を有機的に組み合わせることで、単独では実現が難しかった解決策を効果的、効率的に実現させ、ヘルスケア領域の多様なロジスティクスの課題に取り組んでいく。
資本金は5,000万円で設立し増資後は1億円を予定。増資後のスズケンの出資比率は55%。各パートナー企業からの出資は5月下旬となる予定。従業員数は15名で、増資後は30名程度になる。
近年は医薬品・医療機器の高度化・専門化にともない、厳格な管理要件への対応が不可欠なほか、災害時を含む安定供給や医療体制の確保は、単独企業の努力では限界が見え初めている。
また、さまざまな課題が複合的に進行する中、メーカーや卸、医療機関といった枠組みから、調達・製造・保管・輸配送・ラストワンマイル、さらには医療現場・在宅ケアなどバリューチェーン上の各領域を軸に課題を可視化し、課題解決に向けた仕組みづくりが求められている。