第18回サクラ病理技術賞【サクラファインテックジャパン】
病理技術の発展に貢献する2名が受賞
病理検査機器・器材のトータルサプライヤーであるサクラファインテックジャパン(社長=恩田和人氏、東京都中央区)は、第18回「サクラ病理技術賞」の受賞者を決定した。今回は「奨励賞」に岡山大学大学院の永谷たみ氏、「新人賞」に浜松医科大学の栗田佑希氏が輝いた。
サクラ病理技術賞は2008年に同社が創設した顕彰制度。病理学的検査・技術に関する多様な活動を支援するため、病理技術者やその団体、研究者を対象に、学術研究のみならず地域活動や後進育成など幅広い活動の中から、特に優れた成果を挙げた人を表彰している。
選考は医師、技師、学識経験者など病理診断分野の第一人者によって構成する第三者機関(選考委員会)に委嘱されている。
両氏の受賞理由は次の通り。
【奨励賞】
▽受賞者=永谷たみ氏(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科臨床遺伝子医療学講座、姫路赤十字病院病理診断科/臨床検査・ゲノム検査科/遺伝診療部ゲノム検査)
▽受賞理由=内視鏡や生検で得られる微小検体に対し、がん遺伝子パネル検査の成功率を高めるための検体取り扱いや標本作製を独自に工夫して解析成功率を向上させた。またそれらの技術を近隣の医療機関にも広めるとともに、関連学会や研修会での講演活動などにも取り組んでいることが評価された。
【新人賞】
▽受賞者=栗田佑希氏(浜松医科大学光医学総合研究所尖端研究支援部門先進機器共用推進部/再生・感染病理学)
▽受賞理由=病理細胞診検査での経験を元に、細胞検査士の鏡検支援AI「CYTOLONE」を開発し、オープンソースとして公開した。また、次世代の臨床検査技師の育成としてAIや情報科学を学ぶ学生団体を設立し後進の育成にも注力していることが評価された。