企業活動

日本医療機器開発機構に1億円出資ー住友ベークライト

医療機器の開発や事業化を支援

住友ベークライト(社長=林茂氏、東京都品川区)は、日本医療機器開発機構(社長=内田毅彦氏、東京都中央区、JOMDD)の第三者割当増資で発行する株式を引き受け、総額約1億円を出資した。

JOMDDは日本の医療従事者や研究者、中小企業によって考案された医療イノベーションを、開発者と共に育てる医療機器インキュベーション事業を軸に、日本医師会や慶應義塾大学などとの協業を実施しながら、医療イノベーションを活性化し、日本を医療機器産業大国に育てることをめざしている。

一方、住友ベークライトは医療従事者のニーズを取り入れ、これまで培ってきたプラスチック技術を活かした手術用デバイスや周術期関連デバイス、内視鏡処置デバイス、血管内治療用デバイスなどを中心に事業展開している。

今回の出資により、住友ベークライトはJOMDDの事業を支援するとともに、JOMDDが有する医療機器の開発や事業化支援に関するノウハウなどを、住友ベークライトの医療事業における新製品の開発などに活用していく考えだ。