企業活動

第17回サクラ病理技術賞の受賞者決定【サクラFJ】

病理に関する様々な活動を支援

病理検査機器・器材のトータルサプライヤー、サクラファインテックジャパン(社長=恩田和人氏、東京都中央区)は、病理学的検査・技術に優れた成果を挙げた病理技術者や団体を表彰する「サクラ病理技術賞」の第17回受賞者を決定した。

サクラ病理技術賞は同社が2008年に創設した褒賞制度。病理学的検査・技術に関する様々な活動を支援するため、病理技術者やその団体、研究者を対象として、学術研究のみならず、地域活動や後進育成など幅広い活動の中から特に優れた成果をあげた人たちを表彰している。

今回は「奨励賞」に和歌山県細胞検査士会(代表者=和歌山労災病院中央検査部病理・田中真理氏)、「新人賞」に小林剛氏(放射線影響研究所分子生物科学部分子病理学研究室)が輝いた。

「奨励賞」の和歌山県細胞検査士会は、日本臨床細胞学会和歌山県支部とともに県山間部の子宮がん検診や乳がん検診の啓発活動を積極的に取り組み、早期発見・治療とがん検診の重要性の認知度向上に貢献したことなど地域貢献活動が評価され受賞となった。

「新人賞」の小林剛氏は、尿路細胞診におけるバイオマーカーの利活用と診断精度向上や、古いホルマリン固定パラフィン包埋検体の品質管理を目的としたプロテオミクス研究など、病理細胞診研究の新たな取り組みが評価され受賞となった。